大人になって、ニキビが落ち着いてきたと思ったら30歳を過ぎて何故か再発するニキビ・・・
これは「大人ニキビ」と呼ばれるものです。
20代後半から30代にかけて、任される仕事も増えて管理職に就いて部下を持ったり、人間関係的にも充実した日々を過ごすこの時期に・・・
「またニキビかよ!!俺の青春に水を差しやがって!」
「上司、部下、同僚・・・職場のみんなにどう思われるのか・・・」
「これじゃあ、まるで子供みたいじゃないか。」
「いつまでたっても彼女ができないじゃないかよ!」
当時の私はそんな悩みを持っていました。
このページにたどり着いたあなたも、きっと同じような悩みを抱えてらっしゃるのではないかと思います。
実は私は思春期のニキビから20代中盤でいったん少し落ち着いたものの、ほとんどそのまま引きずるような形で20代後半から大人ニキビに悩みました。
30代になって突然再発するのを体験してはいないのですが、周りのアラサー男子の悩みを聞くと20代後半から30代になってニキビの再発に悩んでいる事が多いです。
しかもなかなか治らなかったり、治ってもすぐに再発することに悩んでいると・・・
同じニキビでも大人ニキビは思春期ニキビとは出来る原因が違う為、同じケアの仕方をすると逆に悪化する事もあります。
原因と対策の正しい知識をつけて、きちんと改善していきましょう!
目次
大人ニキビができてしまう原因
まず、大人ニキビがなぜできてしまうのか?
思春期のニキビとの違いと、大人ニキビの原因を解説します。
思春期のニキビと大人ニキビの違い
思春期のニキビは、
第二次成長期である13歳~18歳ぐらいにかけて成長ホルモンや男性ホルモンが急激に増える事が原因です。
成長ホルモンと男性ホルモンの過剰分泌は、皮脂の過剰分泌を招きます。
過剰に分泌された皮脂が、古い角質と混ざり、それが毛穴に詰まります。毛穴に詰まった角質は「角栓」と呼ばれ、これがニキビの原因となるのです。
第二次成長期にいる限り、成長ホルモンと男性ホルモンの過剰分泌を抑える事はできません。
これは、「仕方なくできてしまうニキビ」と言えるのです。思春期にはほとんどの方がニキビが出来たはずです。
対策法としては皮膚科などの医療機関の受診と、プロアクティブ等の思春期ニキビ対策のスキンケア商品を使うことで解決できることが多いといわれています。
第二次成長期が終わり20代に突入すると、成長ホルモンの過剰分泌は起こらなくなるためいったんニキビは落ち着いてきます。
対して男の大人ニキビは、
生活習慣の乱れ
食生活の乱れ
日々のストレスによって男性ホルモンが過剰分泌される事
思春期と同じスキンケアを続けている事
間違った髭剃りを行う事
紫外線対策をしない
等が原因となります。
さらに、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)のサイクルが正常でなくなる事も原因となります。
10代の頃はターンオーバーのサイクルが28日周期だったにも拘わらず、歳をとるにつれて新陳代謝が落ちるため、20代後半からは約45日周期となってしまうのです。
思春期のニキビは成長に伴うある程度仕方のないものですが、大人ニキビは様々な要因が積み重なってできています。
逆を言えば、その要因を無くせば大人ニキビは出来なくなります。
大人ニキビは、「生活習慣の改善とスキンケアの改善で予防できるニキビ」なのです。
大人ニキビに気づかない「思春期からの引きずり」
20代になって思春期ニキビが一度落ち着いたとしても、そのままニキビの悩みをひきづって30代の大人ニキビになると、私のように大人ニキビに気づかない可能性があります。
結果、思春期の頃と同じスキンケアを繰り返し、逆にニキビを量産させることになりかねません。30代近くなって出来るニキビは「大人ニキビ」に分類されます。
私が完全にこのパターンで、ニキビが出来たら皮膚科に行って薬をもらってくる
→不摂生をする、スキンケアを間違える→ニキビ再発→薬で治療→ニキビ再発→以後ループ
これを体験しました。私の通っていた皮膚科の先生からは「薬さえ塗っていれば治るよ」なんて言われていました。
たしかに、先生が言った通り「できたニキビは治る」んです。
でも、またすぐにできるんです。これでは意味がありません。
こうならない為にも大人ニキビ用の対策をきちんと打つことが大切です。
大人ニキビ対策方法
大人ニキビの対策方法は以下の2工程になります。
・皮膚科などの医療機関や、市販薬で今あるニキビを治療する
・ニキビが再発しないように、生活習慣の改善、スキンケアの見直しを行う
この2項目です。1つづつ見ていきましょう。
治療は医療機関か医薬品のみ
今あるニキビは、皮膚科などの医療機関を受診してニキビの症状に合った薬を処方してもらって治すか、ドラッグストアなどに売っている医薬品で治して下さい。
間違えても「自分で潰して治す」なんてことはしないでください。後々取り返しのつかない凸凹クレーターのニキビ跡になりかねません。
気になってついつい触ってしまって潰してしまったり、コメドプレッシャーなどでニキビを押し出したりすることは、肌にダメージを与えるだけでなく、細菌を広げて新しいニキビを生み出す可能性もあります。
私はよく気になって触って潰してしまっていたので、気付くと周辺にニキビが出来ていたことが多々あります。なんだか無意識に触ってしまうんですよね・・・
そうならないためにも、ニキビができたら出来るだけ早く薬をつかってしっかり治療しましょう。
根本的に改善するには日常のケアを
たとえ、薬で治ったとしても再発したら何の意味もありません。
ニキビを根本的に改善するにはニキビを作らない正しい日常のケアが必要不可欠です。
でないと、過去の私のように「治りはしても、その後なんども繰り返す再発」に苦しむことになります。
ニキビの再発は、赤ら顔の原因となる赤いニキビ跡に繋がりやすいです。そうなるとなんだか子供っぽく見られてしまい威厳も何もなくなります。
そうならない為にも日常のケアをしっかり行うことが大切になってきます。
大人ニキビの原因と対策
大人ニキビができる原因と対策を詳しく知っていきましょう。
先ほどの「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の違いでも説明させていただいた通り、大人ニキビにはさまざまな要因が積み重なってできています。
原因と、それに対する対策をひとつづつ見ていきましょう。
生活習慣の乱れ
大人ニキビの原因の1つ目が「生活習慣の乱れ」によるものです。
①睡眠時間の不足
睡眠時間が不足するとそれがストレスになり、男性ホルモンが増えます。
男性ホルモンは、皮脂の過剰分泌を招く大きな原因の一つです。
睡眠不足になる⇒男性ホルモン分泌⇒皮脂の過剰分泌となります。
また、質の高い睡眠がとれないと、肌の再生能力ターンオーバーが正しく働かなくなります。
〈対策〉
できるだけ早めに眠るように心掛けて下さい。夜更かしや、寝る前のスマホは質の良い睡眠の妨げになります。
できれば6時間は眠るようにしましょう。
②偏った食生活
油っぽい物、味の濃い物、高カロリーのファストフード、野菜の不足などの偏った食生活は皮脂を過剰分泌させる原因です。
独身で一人暮らしをしていると、どうしても食事が適当になりがちです。
私も昔は毎日、コンビニかマック、牛丼、ラーメン、ファミレスという暮らしをしていました。
これが、ニキビの原因になっているとも知りませんでしたし、自炊をする気も起きないぐらい忙しかったのでどうしようも無かったんですけれど。
〈対策〉
外食に頼るのはしょうがない事だとは思います。
であれば、出来るだけ皮脂の分泌を抑える「和食」を中心としたメニューを注文する事をお勧めします。
和食は洋食に比べて、脂質と糖質が低めなので、皮脂の分泌を抑える事ができます。
また、どうしても野菜からとれるビタミンは不足してしまうので、ビタミンのサプリメントで補う事をお勧めします。
私が飲んでいたのはネイチャーメイドのマルチビタミンです。寝る前に飲むだけなのでとっても楽です。
③ストレスの溜めすぎ
20代後半から30代にかけては、任される仕事も増え、下と上からの板挟みで胃がキリキリ傷んでくる毎日・・・人間関係も複雑になっていく中で悩みも増えてきます。
そんなストレスが、交感神経を活発化させ男性ホルモンを大量分泌させます。
男性ホルモンの大量分泌が、皮脂の大量分泌をさせます。イライラすると肌がギラついてくるのはこれが原因だったんです。
〈対策〉
ストレスは、日常の中にあるものなので仕方ない事ではあります。
ですが、できるだけ溜めないようにしたいところです。溜めてしまっても発散するすべを持ちましょう。
私の場合は休日に一人カラオケに行ったり、秋葉原でぶらぶら一日過ごしていたりしてました。
誰でも、「これをしている時が一番幸せ」という事があるはずです。
休日に体を休める事ももちろん大切ですが、たまには思いっきりパ―――っと羽を伸ばしてみましょう!
④タバコの吸いすぎ
タバコは、肌の再生を助けるビタミンCとビタミンEを奪っていく為、ニキビの原因になります。
正しくは、体にとって毒であるニコチンを処理するために体内にあるビタミンCとEが大量に使われるためです。
またニコチンの摂取が毛穴の詰りを起こす原因にもなります。
ビタミンCは肌の再生を助ける力、ビタミンCは肌の老化を防ぐ力があるにもかかわらず、
肌の再生にとって大切な栄養素を失うことになるのです。
私もそんなことは知らず、1日1箱ぐらいのペースでずっと吸い続けていました・・・
実はこれがターンオーバーを正常でなくす原因になります。
〈対策〉
禁煙しましょう。
とはいってもなかなか難しいと思います。
「やめろと言われてやめられたら止めてるよ!!」と思いましたもの。
そんな方に対しても最初に出来る行動としては、出来るだけ本数を減らしていくことです。
少しずつ減らして最終的に禁煙できればなお良しです。
どうしてもやめられない方はサプリメントなどで失われるビタミンを補給してあげましょう。
このままだと失われるだけです。私は、ニキビの為に頑張って禁煙しました。
タバコはニキビにとっても健康にとっても「百害あって一利なし」です!
⑤お酒の飲みすぎ
付き合いなども増えてきますよね。毎晩付き合いで居酒屋なんてこともザラになったりします。
日本酒やビールには糖質がたっぷり、おつまみの揚げ物には油分(脂質)がたっぷり。
糖質と脂質の過剰摂取は皮脂の過剰分泌の原因となります。
さらにアルコールを体内で分解するためにビタミンB群が大量に消費されます。ビタミンB群は肌を健康にするのに欠かせない成分なので不足すると肌荒れ、ニキビの原因となります。
飲みすぎた翌日の洗顔時に、額や眉間にぽつぽつとした感触があったことはありませんか?それが新しいニキビの赤ちゃんです。
〈対策〉
付き合いはほどほどにしましょう。お断りできるときはお断りする勇気も大切です。もし、飲むようであっても決して飲みすぎないように。飲み放題とかだと調子に乗ってたくさん飲みたくなる気持ちはとてもよくわかります。ですが、ここはグッとおさえて、ソフトドリンクで我慢しましょう!ちなみにコーラは糖質を大量に含んでいるためNGですよ!出来ればお茶がベターです。
正しい洗顔方法
2つ目は正しい洗顔方法です。過去の私も含めて、ニキビに悩んでいる方の多くが洗顔方法と洗顔料選び、髭剃りの方法を正しくできていません。
ひとつづつ、確認していきましょう。
①洗顔はガシガシ、ゴシゴシ洗顔
肌の汚れを取るために、ガシガシ、ゴシゴシ洗顔したくなる気持ちはよくわかります。
顔のアブラギッシュな油分を全て取り除きたいですものね。
ただ、この洗い方には大きな問題があって、肌に本来必要なバリア機能である角質まで落としてしまうのです。
バリアを失った肌はダメージを受けやすくニキビの原因となります。
〈対策〉
洗顔ネットで洗顔料をフワフワになるまで泡立てて、泡を肌に滑らせるように洗顔しましょう。
時間は2分以内に抑えるのが良いです。
肌にダメージを与えないようにするイメージで洗顔するのがポイントです。
②洗顔料は市販を使っている
市販の洗顔料はどれもニキビ肌に良くありません。
私はドラッグストアにあるほぼすべての洗顔料を試しましたが、どれも肌をカッサカサに乾燥させるものでした。
ドラッグストアなどの市販品は洗浄力が強く、肌に必要な角質のうるおい成分まで洗い流してしまうニキビ肌にとってはとても刺激の強い合成界面活性剤が含まれています。
特に駄目なのが、メントール成分(洗い終わった後スーッと感じるやつ)とマイクロビーズスクラブ(小さいプラスチックのツブツブ)です。洗っている最中や洗い終わった後はとても気持ちが良く、いかにも効果がありそうな感じがするのですが、実はニキビ肌に大きなダメージを与えてしまっています。
肌に必要な角質のうるおい成分まで洗い流された角質は毛穴に詰まる原因となり、結果としてニキビの原因となります。
〈対策〉
洗顔料である以上、界面活性剤が含まれているのは仕方がない事です。
ですが、界面活性剤の中にも肌に優しい成分の物はあります。
私がこのサイトでオススメしている洗顔料などがそれにあたります。
市販のどれを使っても良くならない方は一度こういったものを使ってみる事をお勧めします。
角質に含まれている必要なうるおい成分まで洗い流さない事がポイントです。
③洗顔後はタオルでゴシゴシ水分をとっている。
タオルでゴシゴシ水分を取ると、タオルの刺激が直接肌へのダメージとなります。
また、タオルが使いまわしだと、肌に雑菌がつきニキビの原因となります。
〈対策〉
洗顔後、水分をふき取る際は、軽くポンポン当てるぐらいにしましょう。
また、タオルは使いまわさず、洗顔のたびに洗濯された清潔な物を使うようにしてください。
④洗顔後に化粧品で保湿をしていない。
男が化粧品なんて・・・ そんな風に保湿を怠っている人は非常に多いです。
保湿を怠ると、肌が乾燥します。
すると、外からのダメージを受けやすくなるばかりか、それを防ぐために皮脂の大量分泌を行います。
これがアブラギッシュの正体です。皮脂の大量分泌が毛穴の詰りを起こす原因となり、結果的にニキビへと発展するのです。
私はそもそも、「洗顔後に保湿をする事が大切」という知識すらなかった為、自らニキビを作り出していたのです。
乾燥によって皮脂が分泌されると角質が肥大しターンオーバーが上手くいかなくなります。するとニキビ跡も消えなくなります。
〈対策〉
きちんとした保湿の有効成分が配合されている保湿化粧品を使いましょう。
市販の物は私がほとんど試して効果が無かったことを証明しています。
使用感もどれもベターーーっと伸びていくだけの印象です。
肌にとって、保湿をするのに有効な成分が含まれている商品を選ぶことがポイントです。
私の経験からですが、保湿さえしっかしできていれば、他の項目はある程度完璧でなくても次第に少しづつ収まっていく印象がありました。
逆に、保湿をしっかりすることで皮脂の過剰分泌は抑えられ、肌の表面の角質は柔らかくなるため毛穴の角栓の詰りも予防できます。
保湿こそ、一番ケチるポイントではないと私は断言します!
⑤肌にダメージを与える髭剃りをしている。
T字の髭剃りで逆剃りばかりをされている方は顎のニキビができやすいです。
それは逆剃りが肌にダメージを与えているからです。
また、シェービングフォームのすすぎ残し、髭剃り後の保湿をしていない事もニキビの原因となります。
〈対策〉
正しい髭剃り方法を心がけましょう。
顎にニキビを作らない為の髭剃り方法はコチラの記事にまとめてありますので、ぜひお読みいただけると幸いです。
ポイントは、
・電気シェーバーを使う事
・シェービングフォームはちゃんと使う事
・シェービングフォームのすすぎ残しを無くすこと
・髭剃り後はきちんと保湿をすること
の4点です。気になる方はコチラの記事からご確認ください!
まとめ
30代になってできる大人ニキビは思春期のニキビとは違い、日頃の生活習慣や間違ったスキンケアが原因です。
私は思春期からそのままニキビを引きずっていたと考えてしまっていたため、ずっと思春期のスキンケアを行っていました。
ですがこれが、私の大人ニキビの原因だったのです。
もしかすると、あなたの大人ニキビの原因もそうかもしれません。
ニキビの治療を医療機関か医薬品で行った後は、ニキビを作らない為に大人ニキビの為のスキンケアを心がけてみて下さい。
一番手軽なのが、市販の洗顔料と保湿を効果のあるものに変えるという事です。
日常を変える必要が無く日々の暮らしの中に取り入れやすい事もあり、ニキビケアの最初の一歩としてスキンケア用品の見直しをお勧めします。
でないと、もしかするとあなたの大人ニキビはずっとそのまま跡になって残り続けるかもしれませんよ。
あなたのニキビの悩みが解決する事を心から願っています。
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