「このニキビの原因はストレスなんだろうか?」
「管理職になってからニキビができる頻度が増えた気がする……」
ニキビの原因として代表されるものの一つ、それが「ストレス」によるものです。
この記事では、なぜストレスがニキビの原因になるのか?とそれを対策するにはどうしたらいいのか私なりの考察を含めて解説させていただきます。
かくいう私も、25歳で店長(管理職)に任命されてから一気にニキビが増えました。
それまで実家暮らしだったのが、一人暮らしの転勤族に変わったというのも原因ですが、一番私を苦しめていたのは上と下からの板挟みによるストレスでした。
それまでもニキビとニキビ跡はいっぱいあったのですが、そこから上書きされてさらに増えた感じです。
私と同じような環境の方もいらっしゃると思います。
そんなあなたの為に、今回は心のストレスがぐっと軽くなりニキビもできづらくなった経験を踏まえたストレスニキビケア方法をご紹介します!
目次
なぜストレスでニキビができるのか
そもそも、ストレスがニキビの原因になっていると認識されていない方もいらっしゃると思いますので、最初に「なぜストレスがニキビの原因になるのか」を簡単に解説させていただきます。
原因は男性ホルモン
ストレスでニキビができる原因は、男性ホルモンの分泌によるものです。
ストレスがたまると自律神経が興奮状態である交感神経に傾きます。この状態が長く続くと男性ホルモンが過剰に分泌され、その結果としてニキビの原因となる「皮脂の過剰分泌」がおこるのです。
なんだかイライラが続くと、顔が脂っぽくなった経験はありませんか?
私がニキビで悩んでいた時は、常に何かにイライラしていたこともあり、常に皮脂でテッカテカのアブラギッシュ状態でした。
これが、男性ホルモンの過剰分泌が皮脂の過剰分泌を招くという事です。
ちなみに、女性でもストレスで皮脂が過剰に分泌されるのは「男性ホルモン」によるものです。女性の場合はよく「ホルモンバランスの乱れ」なんていう言葉がつかわれます。女性でも男性ホルモンはあるんです。
さらに興奮状態の逆、いわゆるリラックス状態は副交感神経に傾いている状態といわれます。この状態のときは男性ホルモンの過剰分泌も無いため、皮脂の過剰分泌も起きません。
常にリラックスしていればストレスでアブラギッシュになることは無いという事です。
そんなことは不可能だと思いますが、ちょっと思い出してみてください。休みの日はいつもよりアブラギッシュが少ないと思いませんか?それは副交感神経に傾いている時間が長いためだといえるでしょう。
皮脂の過剰分泌がニキビになる
そうして過剰に分泌された皮脂がニキビの原因となります。
皮脂は皮膚の表面を脂で覆います。すると肌の表面にある角質を固くし、角栓となって毛穴に詰まらせます。
この状態が上の図でいう所の「白ニキビ」という状態の初期段階です。それを放置すると黒く変色し黒ニキビ(ブラックコメド)という状態になります。
さらに皮脂が過剰に分泌されると、その皮脂を餌に肌の常在菌(常にいる細菌)であるアクネ菌が大量に繁殖し炎症を起こします。これが俗にいうニキビ、上の図でいう所の「赤ニキビ」という状態になります。
これがニキビの正体です。
ストレスによる皮脂の過剰分泌はニキビの原因になるのです。
次は、ストレスを極力溜めないための方法を解説させていただきます!
ストレスの対策法 その1 人間関係に対する考え方を変える
ストレスのほどんどが人間関係によるもの
ストレスを溜めないというのはかなり難しい事だと思います。
特に現代社会、頭と心を悩ませるものがいろいろありますものね。
でも、よく考えてみてください。その悩み、ほとんどが人間関係ではないでしょうか?
例えば、仕事上の悩みだとしても突き詰めると人間関係だったりします。
「上司に怒られないだろうか?」「お客様、取引先にどうおもわれているのだろうか?」「付き合いの飲み会行きたくないなぁ……」
プライベートだと
「いつまでも彼女が出来ない……」「このニキビ面が周りの人からどう思われているんだろうか……」
こんな風に悩みを突き詰めると最終的に「人間関係」に集約されませんか?
もちろん100%そうではないとは思います。
ですが、私の場合は悩みのほとんどが人間関係に集約されていることに気づきました。
占い師に「あなたは今、人間関係で悩んでますね?」なんて言われてドキッとした経験がある方もしるかもしれませんが、こんなの誰だって悩んでいるもんですよ。
「多分そいつ、今頃パフェでも食ってるよ」
私の心を一気に軽くしてくれたワードに「多分そいつ、今頃パフェでも食ってるよ」という言葉があります。
少し話題になったこともあるので、あなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
これ、すごい言葉だと思うんです。
人の事をコチラがいくら気にしても、仕方がない。だから気にする必要はないと教えてくれました。
「あの人に悪いことしたな~」「あの人、俺の事どう思ってるだろうな~」「あんなこと言われて傷ついた……」なんて思うだけ無駄なんです。
だって、「多分そいつ、今頃パフェでも食って」て私の事を気にも留めていないからです。
人なんてだいたいそんなもんですよ。
この言葉を知ったときに一気に心が軽くなりました。
仕事のクレーマーだって、さっきまで怒ってた上司だって、今頃怒ったことも忘れてパフェでも食ってると思えば何とも思わなくなったんです。
人にどう思われているかなんてことで悩んでストレスを溜めることほど無駄なことはありませんよ。
人間関係で悩まないのは難しいです。でも大丈夫です!
「多分そいつ、今頃パフェでも食ってるよ」
世間体を気にしても、世間体はあなたに何もしてくれない
あともう一つ、ストレスの原因として代表的なのが「世間体」です。
世間体を気にして我慢している事ありませんか?
例えば、
「ニキビを治すのに皮膚科に通っているのがばれたらかっこ悪いな…」とか
「男なのに化粧品を使っているなんて思われたくない」とかですね。
そんなの気にする必要は1㎜もありません。
コチラが世間体を気にしても、世間体はこちらに対してなんの恩恵も与えてくれません。
結局、ニキビを治療したいのであれば世間体を気にせず皮膚科に行く方が良いに決まっているし、ニキビを予防したいのであれば保湿効果の高い化粧品を使って予防したほういいに決まってます。
正しいと思っていることに対して世間体を気にする必要は1㎜もありません。
皮膚科に行ってニキビを治して、化粧品を使ってニキビを予防する。
世間体を気にしてニキビ改善をしないのはただの言い訳です。
人は思ったよりあなたのことを気にかけていません。世間体を気にする必要はありません。
ストレス対策法 その2 ストレスを発散できる場をもつ
ストレスの対策法その2は「発散」です。まったくストレスを溜めないのは難しいです。きちんと発散できる場をもちましょう。
好きなことをしてみよう
あなたの好きな事、趣味は何でしょうか?
もし、趣味があればそれに1日を費やしてみて下さい!
表情も心もスッキリするはずです。これも世間体を気にする必要は一切ありません。
先日、アイドルのライブに初めていったのですが、そこで初めて生の追っかけの応援を聞きました。
オタ芸というのでしょうか。あのサイリウムという光る棒を皆で振って野太い声を上げるその応援たるや、まさに全力!好きな物を応援する気持ち全開!
そのアイドルの出番が終わった後の、応援者のスッキリした表情が心に残っています。
「あれが本当のストレス解消なんだなぁ」なんておもいながら、自分に置き換えるとそこまで熱中できるものがあるだろうか?なんて考えてしまいました。
あの応援の方たちは世間体なんてまったく気にしてませんよね。応援したい気持ち(と下心?)でストレス発散ができているいい例だと思いました。
あなたにも熱中できるものがありますか?もしあれば1日かけてやってみて下さい!
ちなみに、私のように「俺の趣味ってなんだたっけ??」なんて趣味を失っている方も多いかと思います。
私の場合は、仕事が忙しく休日も月に3日、4日取れたらラッキーな職場にいたので基本的に休みは夕方まで泥のように眠って1日が終わる生活を5年ほどしていたため、完全に趣味を失っていました。仕事をするためだけに生きているような状態といいますか、何のために生きてるのかよくわからない感じになってました。
そんな中、友人に勧められたのが「一人カラオケ」でした。
高校生の時はよく行っていましたが、社会人になるとなかなか行く機会もなくなっていました。
一人で受付を済ますのに若干の抵抗はありましたが、慣れてしまえばなんてことありません。
2~3時間を1人で歌いっぱなしはかなりストレス発散になります。
曲選択でまわりの空気を読む必要無し、サビしか知らなくてもOK、途中で切ってもOK、誰にも何にも気を使わずに過ごす時間は最高のストレス発散法です。
もし、趣味を失っている方がいらっしゃれば試しに「一人カラオケ」にいってみてはいかがでしょうか?
スッキリ感、ハンパないですよ!
定期的に発散できる環境が大切
ストレスの発散は、1回こっきりではなく定期的に行えるものが望ましいです。
なぜなら、日常生活にもまれるうちにすぐに溜まってしまうからですね。
私の一人カラオケの例でいえば、休日のたびに行けますよね。ライブに行くのも定期的に開催されていれば行くことができます。
定期的に意識して発散できる環境を作りましょう!
ストレス発散と共に行いたいこと
ストレス発散も大切ですが、ニキビの改善の為には生活習慣の改善とスキンケアの見直しも合わせて行いましょう。
生活習慣改善とスキンケアの見直しについてはコチラの記事に詳しく書かせていただきましたので、合わせてお読みいただければと思います。
ニキビができてしまったら薬でしっかり治そう
ニキビができてしまったら、いくらストレス発散をしても治りません。
皮膚科の受診か、薬をつかってしっかり治療をしましょう。
ニキビは皮膚の病気です。放置すると消えづらいニキビ跡になりかねません。できたことに気づいたら出来るだけ早く治療に取り掛かった方がよいです。
コチラにニキビ治療にオススメの市販薬をまとめた記事もありますので是非お読みいただければと思います。ただし皮膚科の受診の方が確実です。
ストレス発散はあくまでも「ニキビ予防」の1つだと考えて下さい。
ニキビができてしまったら薬でしっかり治しましょう!
まとめ
今回は、大人ニキビの原因の一つである「ストレス」について深堀しました。
ストレス過多になると、男性ホルモンが過剰に分泌されその結果ニキビの原因となる皮脂が過剰に分泌されるのです。
イライラしてくると顔が脂ぎってくるのはこれが原因だったのです。
そしてストレスの原因のほとんどが人間関係です。
人によっては難しいかもしれませんが、あまり人の事を気にしない方が良いです。
「多分そいつ、今頃パフェでも食ってるよ」というワードが流行りましたが、人の事を気にするだけ無駄ってもんです。
世間体を気にしたところで、世間体はあなたに何も与えてくれません。
ストレスをまったく溜めないのは難しいですが、適度に発散することはできるはずです。
ためしに、今度の休日は人の目を何も気にすることなく自分の好きなことだけを思いっきりしてみませんか?
表情も心も、ものすごくスッキリするはずです。
そして、それ自体がニキビケアの1つになるのです。定期的に発散できる環境を作りましょう。
ただし、ストレス発散をすればニキビができないわけではありません。ストレスはあくまでもニキビの原因の一つだからです。
あわせて、生活習慣の改善と、スキンケアの見直しを行う事をオススメします。
また、いくらストレスを発散したところですでにできてしまったニキビを治すことはできません。
できてしまったニキビは薬でちゃんと治しましょう。 放置すると、消えづらいニキビ跡になりかねません。
ストレスを解消することであなたのニキビの悩みが1日でも早く解決することを願っています。
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