「日差しが気になるけど、ニキビが悪化するのが嫌で日焼け止めを塗りたくない!」
そうお思いの方も多いかとおもいます。
昔の私も実はそう思って日焼け止めを塗らないでいました。
ですが実は、日焼け止めを塗らない事の方がニキビに悪影響を与えるのです。
なぜなら角質が紫外線を防ぐために厚くなってニキビができやすくなったり、ニキビが日焼けをして茶ニキビ跡になってしまうからです。
紫外線を浴びると、メラミン色素が合成されて、消えづらい茶ニキビ跡になります。
茶色いニキビ跡は赤いニキビ跡に比べてターンオーバーで目立たなくするのが困難になります。
実は私は、「日焼けでできる皮膚の剥がれでニキビ跡が消えないか」と期待し、わざと日焼けをしたことがあるのですが、結果的に新しいニキビはどんどんできるし、ニキビ跡は茶色い跡になって逆効果だったという経験があります。
日焼けした皮もまばらに剥けてなんだか牛みたいになって、本当にみすぼらしい感じになりましたよ……
今ではだいぶ綺麗になりましたが、過去の自分に「やめておけ」と言えるものなら言ってやりたいです。
ニキビを作らないために、そしてニキビ跡を悪化させないためにきちんと日焼け止めは塗りましょう。
この記事では、ニキビに対して日焼け止めを塗ったほうが良い理由と、日焼け止めの選び方、男のニキビ肌にオススメの日焼け止めを紹介します。
目次
ニキビに対して日焼け止めを塗ったほうが良い理由
結論から言うとニキビに悩んでいる方こそ、日焼け止めは塗ったほうが良いです。
なぜなら、ニキビに悪影響のある紫外線を防いでくれるからです。
実は、紫外線は「しわ」「シミ」「たるみ」「乾燥」「肌の老化」の原因になります。
ニキビに対しては、
①日焼け止めを塗らないと角質が厚くなる
↓
②肌が乾燥し皮脂の過剰分泌が起きる
↓
③結果ニキビができる
↓
④そしてニキビ跡が日焼けをして
消えづらい色素沈着の茶色いニキビ跡に進化する。
この様に悪化の一途をだどってしまうのです。
ニキビを作らないためにも、ニキビ跡を悪化させない為にも、ニキビに悩んでいる方こそ日常的に日焼け止めは塗ったほうが良いといえます。
ちなみに、日焼け自体は肌を紫外線から守るバリアの役割を果たしています。
肌のメラニンが合成され着色する事で肌への紫外線ダメージを防ごうとするのです。
今あるニキビや赤いニキビ跡も、更に肌にダメージを与えない為に茶色く変色するのです。
そうならない為に、日焼け止めは日常的に塗ることをオススメします。
日焼け止めを塗ることでの悪影響
“刺激の強い日焼け止めは肌にダメージ、また夜にはきちんと落とすことが重要 小見出しで2つに分ける
逆にその2つさえ気を付ければ何も気にすることはない”
日焼け止めを塗ることでの悪影響は
- 肌に対して刺激の強い物を使うとニキビを悪化させる可能性がある。
- 夜、洗顔などできちんと落とさないとニキビの原因となる。
以上の2点です。
ですが、逆にこの2点さえ気を付ければいいだけなのでほぼ悪影響は無いともいえます。
1つずつ原因を見ていきましょう。
1、肌に対して刺激の強い物はNG
肌に対して刺激の強い日焼け止めとは、具体的にはSPF50 PA++++ という表記の物です。
なぜならSPFの数字が多かったり、PAの+が多ければ多いほど紫外線をブロックする力は強いのですが、それだけ肌に負担のかかる成分が含まれているからです。
日焼け止めにも、様々な種類があります。SPFの数字が違ったり、PAの+の数が違ったりするのをあなたも見たことがあると思います。
実はこれが、日焼けを防止するための指標になります。
SPFは日焼け止めを塗った時に、塗らない場合に比べて何倍の紫外線量をあてると翌日かすかに赤くなるかという指標です。
要するに、紫外線に対する「持続時間」になります。
50が最大値でもっとも長い時間、紫外線を防いでくれます。
PAは、紫外線の防止効果の度合いです。
++++(+が4つ)が最大で+が大きいほど肌が黒くなるのを防いでくれます。
私は「大は小を兼ねるっていうし、数字はデカい方がいいだろう!」と思っていたのですが、実はニキビ肌に対しては良くない事だったのです。
それは先ほど説明した通り、紫外線に対する防御力が高ければ高いほど肌に対して負担が大きい成分を配合しているからです。
例えるならば、日焼けをしたくないから黒いビニールを肌に付け続けるようなものです。
どう考えても肌に良くないですよね。日焼け止めも肌の表面に日焼けを防ぐ膜をはっています。
これは極端な例ですが、少なからず肌にとって負担になっていることは間違いありません。
では、どのぐらいの数値の日焼け止めが肌に優しいのか?
結論から言うとレジャーやマリンスポーツをしないのであれば、SPF20~30でPA++ぐらいで十分です。
交通整理やプールの監視員など、常に強い紫外線を浴び続ける職業の方は別かもしれませんが、外回りの営業などであれば日常生活的にはこのぐらいの数字で紫外線は防げます。
肌に対して、刺激の強いもの=紫外線に対して防御力が強すぎる物はニキビ肌にとってNGです!
紫外線には2種類の波があります。
- UV-A 紫外線の95%を占めます。
肌の奥にまで届き、シミ、しわ、たるみ等の原因となります。 - UV-B 紫外線の5%を占めます。
こちらは肌の表面までしか届きませんが、力が強く日焼けによるヒリヒリや「シミ」の原因となります。
これら2種類の紫外線を防ぐのが日焼け止めの効果です。PAの+は主にUV-Aを防ぐ力の指標となります。
2、日焼け止めを落とし忘れはNG
日焼け止めの落とし忘れは、ニキビの原因となりますので絶対NGです。
なぜなら、日焼け止めは皮膚の表面を覆い「毛穴を塞ぐもの」だからです。
きちんと落とさないと、毛穴から分泌された皮脂が毛穴に詰ってしまい新しいニキビの原因となってしまいます。
中には日焼け止めを落とすために「クレンジング」が必要という物もありますが、クレンジングが無くても「洗顔だけで落ちるタイプ」の日焼け止めもあります。
私を含め、男性であればクレンジングに関して詳しくないと思いますので「クレンジングが要らないタイプ」の日焼け止めを選択しましょう。
毎晩きちんと洗顔さえできれば、日焼け止めによるニキビは防ぐことができます。とっても簡単ですね。
この2点にさえ気を付ければ、何の問題もありません。
お出かけ前には必ず塗るようにして下さい!
日焼け止めの選び方
ニキビ肌の男性の日焼け止め選びのポイントは大きく分けて以下の3点です。
- 肌への負担が少ないもの
- ノンオイル、無添加のもの
- 紫外線錯乱剤タイプのもの
以上です。1つずつ見ていきましょう!
1、肌への負担が少ないもの
肌への負担がすくないものとは、具体的にはSPF20前後でPA++ぐらいの物を指します。
先ほどの項目でも説明させていただいた通り、これだけの数字があれば日常生活での紫外線はきちんと防いでくれます。
SPFやPAの数値が高ければ高いほど、肌に対する負担も大きくなります。
それだけ強力な成分を配合し、毛穴に蓋をしている事になるからです。
数値の高い物の方が一般的に売られている量が多いですし、ニキビ肌でない方に対してであれば効果的だと言えます。
ですが、私を含めニキビに悩む肌質の方はこれらはやめておいた方が良いです。
気になるのが、SPF20前後という低めの数字で大丈夫なのか?という事ですよね。
結論から言うと、まったく問題ありません。
むしろ時間を気にして数時間おきにこまめに塗りなおしたほうが効果が高いです。
なぜなら、日焼け止めは汗で流れやすいからです。気付かない間に落ちているなんてこともあります。
最初からSPFの高いものを塗るよりも低めのSPFのものをこまめに塗り直したほうが紫外線に対する防御力は高くなります。
刺激が強い物を避け、SPF20前後、PA++ぐらいの肌に優しい日焼け止めを選択しましょう。
2、ノンオイル、無添加のもの
2つ目はノンオイル、無添加のものを選びましょう。なぜなら、油分や添加物はニキビの原因となるからです。
たとえば、香料や保存料、肌をスース―させる成分のメントールなどは、「日焼け止め」には本来必要ない成分のはずです。
男の大人ニキビには肌にとって少しでもデメリットのあるものは避けるべきだと言えます。
ノンオイルで、添加物を含んでいないものを選んでください。
具体的には、「オイルフリー」「ノンコメドジェニックテスト済み」「アレルギーテスト済み」という表記があるものが望ましいです。
ニキビの原因は1つでも排除するに越したことはありません。
3、紫外線散乱剤タイプのもの
3つ目は「紫外線散乱剤を含んだタイプ」の日焼け止めを使用する事です。
日焼け止めの成分には大きく分けて2種類があります。
1つ目が「紫外線吸収剤」
成分は「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「オキシベンゾン-3」が配合されています。
2つ目が「紫外線散乱剤」
成分は「酸化亜鉛」「酸化チタン」「タルク」が配合されています。
日焼け止めはこの2つの成分が紫外線から日焼けを防いでくれます。
この中でも「紫外線散乱剤を含んだタイプ」を選択する事をオススメします。
なぜなら、1つ目の紫外線吸収剤タイプは、透明で白浮きしにくく塗りやすい反面、有機化合物であるため肌への負担が大きいからです。
日焼け止めの効果としては優秀なので、日焼け止め効果の高い「SPF50」などの日焼け止めに多いですね。
レジャーやスポーツなどの時に単発で使用するのにはオススメできますが、肌への負担を考えると日常の普段使いはオススメできません。
逆に紫外線散乱剤タイプは、有機化合物を含んでいない為肌に優しいです。
デメリットとして白浮きしやすいことがあげられますが、ニキビに対しては肌の負担を優先したほうが良いです。
肌への負担を軽くしたい場合は紫外線散乱剤配合のものを使用するとよいとされています
レジャーやスポーツなどで「絶対に日焼けしたくない!!」そんな日は紫外線吸収剤のタイプを、日常生活には肌に優しい「紫外線拡散剤タイプ」のものを選択し使い分けられるのが一番良いです。
男のニキビ.comオススメの日焼け止め紹介
これまでを踏まえて、このサイトオススメの日焼け止めを紹介させていただきます。
日焼け止め選びの参考にしていただけると幸いでございます。
オススメ日焼け止め メンズアクネバリア薬用UVジェル
Amazonなどでも手に入り、比較的安価なのがポイントです。
「SPF36 PA+++」と肌に優しく「ノンオイル、無添加」でニキビ肌の為に作られていることも評価できます。
実はこちらは「紫外線吸収剤タイプ」の日焼け止めなのですが、肌に優しい事を売りにしているのでニキビ肌にも心配はないでしょう。
少なくとも、私は使っていてニキビは出来ませんでした。もちろん日焼けもしませんでしたよ!
こちらは安価で肌に優しいものを探している方にオススメです。
私は、外に遊びに行く日はメンズアクネバリア薬用UVジェルを使っており、日常はZIGENのUVクリームジェルを使っています。
その日に浴びる紫外線に応じて使い分けるのが肌にとって一番良いと感じます。
まとめ
ニキビを防ぐためにも、ニキビ跡を茶色いニキビ跡にしないためにも日常的に日焼け止めは塗ったほうが良いです。
塗った日焼け止めは、その日の夜にはきちんと洗い流すようにしましょう。
日焼け止めを選ぶポイントは3つ「肌に優しいか」「ノンオイル、無添加か」「紫外線拡散タイプか」の3点を確認して下さい。
日常のニキビケアと同時に、きちんと紫外線対策を行いニキビを作らない、ニキビ跡を悪化させないようにしましょう!
あなたのニキビの悩みが1日でも早く解決することを願っています。
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