ニキビ跡ってどうやって消えていくんだろう?
いつまでも消えないんだけど……これ消えるの?
そんな疑問をお持ちではないでしょうか?
実はニキビ跡が薄くなっていく仕組みは、基本的に「人間の再生能力」によるところが大きいのです。
それは、クリニックに行く場合でも同じです。
今回は、ニキビ跡が薄くなっていくメカニズムを解説させていただきます。
ニキビ跡がなかなか薄くならなくて困っている方も参考にしていただけると嬉しいです。
目次
ニキビ跡が薄くするメカニズムは「人間の再生能力」
ニキビ跡が薄くなっていくのは人間の再生能力によるものです。
ザックリ言うと、新陳代謝と傷を治す力の2つになります。
1つずつみていきましょう。
新陳代謝=皮膚の生まれ変わりの力「ターンオーバー」
ニキビ跡を消すメカニズムの1つ目は肌の生まれ変わりの力「ターンオーバー」によるものです。俗にいう、人間の細胞の生まれ変わり「新陳代謝」の力です。
20代後半から30代にかけての肌の生まれ変わりの周期は約45日と言われています。(もっと若ければ28日周期ぐらいです)
表皮層の奥にある基底層から細胞が生まれ、徐々に徐々に角質層に押し出されていきます。
最後は角質となって剥がれ落ちる事で肌は生まれ変わっていきます。
この肌の生まれ変わりの力「ターンオーバー」によって徐々にニキビ跡を薄くしていくのです。
傷が治る力=人間の再生力
2つ目は傷が治る力、自己治癒力によるものです。
怪我をしても、かさぶたになって傷が治りますよね。その力を利用します。
ターンオーバーは表皮の奥の真皮にまでダメージが及ぶと、生まれ変わることができなくなります。つまり新陳代謝による肌の修復はあまり期待できないということです。
そんなときの治療法が「自己治癒力を使う」という事です。要するにわざと真皮層に傷を付け、その傷が治る力を使うという事です。
例えば、美容クリニックなどで施術される「ダーマローラー」や「レーザー治療」はあえて皮膚に小さな傷を付ける事で自己修復を促し、その力でニキビ跡を目立たなくしていくのです。
この自己治癒力に効果が見込めるのは主に「クレーター状」になってしまったニキビ跡です。
消えやすいニキビ跡と消えづらいニキビ跡
そんなニキビ跡にも消えやすいニキビ跡と消えづらいニキビ跡があります。
消えやすさの基準は、生活習慣の改善と、スキンケアの見直しだけである程度まで改善できるものを「消えやすいもの」、クリニックや針を使うような多少痛みを伴い、なおかつ時間もかかるものを「消えづらいもの」として説明させていただきます。
消えやすいのは「赤色」と「茶色」
消えやすいのは「赤色」のニキビ跡と「茶色」のブツブツとしたニキビ跡です。
なぜなら、「赤色」と「茶色」のニキビ跡は肌の表面、表皮までのダメージで済んでいるからです。これらは先述の「ターンオーバー」の力だけである程度まで目立たない状態にすることができます。
数ヶ月単位の時間はかかりますが、じっくりゆっくり薄くしていくことができますよ。
私も、この赤色と茶色のニキビ跡が顔中に無数に存在していましたが、生活習慣の改善とスキンケアの見直しをして数ヶ月で写真の状態まで目立たなくすることが出来ました。
赤色と茶色は自力でも薄くしやすいニキビ跡です。
消えづらいのは「クレーター」と「ケロイド」
逆に消えづらいのは「クレーター状」になってしまったものと、「ケロイド状」になってしまったものです。
クレーターのニキビ跡は真皮層にまでダメージが及んでいるためターンオーバーによる改善がほぼ見込めないと思ってもらっていいのではないかというのが私の考えです。
なぜなら、私自身の経験上、赤と茶色のニキビ跡がほぼほぼ薄くなったあとでもおでこに残ったクレーターは元通りになっていないからです。
もちろん、当時に比べればクレーター内の赤色がひいたおかげでだいぶ目立たないレベルにまでは持っていけましたが、それでも完全に平には戻っていません。
生活習慣の改善とスキンケアの見直しだけでも、赤みを消すぐらいまではもっていけました。しかしながら凸凹の改善はセルフケアではかなり難しいです。
タイプ別ニキビ跡を薄くしていく方法
ニキビ跡のタイプ別の対処法を紹介してきます!
簡単にできる事もたくさんありますので、是非参考にしてみて下さいね!
「赤色」と「茶色」は生活習慣の改善とスキンケアの見直しを
赤色と茶色のニキビ跡は、生活習慣の改善とスキンケアの見直しをするだけで少しづつ目立たなくしていくことができます。クリニックに通う必要もなく、日常生活のセルフケアだけでもそこそこまでいけます。
なぜなら、赤色と茶色は肌の表面にある「表皮」についた跡なので、肌の生まれ変わりの力「ターンオーバー」によって徐々に薄くできるからです。
生活習慣の具体的な改善策はコチラの記事にまとめさせていただいていますので、合わせてお読みいただけますと幸いです。分かってはいても出来ていない項目があるかもしれません。そして、それがニキビ跡が消えない原因になっている可能性もあります。
特に、今でもポツリとニキビができてしまう方には特に参考にしていただきたいです。ここを改善しない限り、新しいニキビとそれによってできてしまうニキビ跡に悩み続ける事になるからです。
また、私のニキビ跡を徐々に薄くしていってくれたスキンケア用品は下の記事で紹介しています。
ニキビ跡を徐々に薄くしていってくれたオススメスキンケア3選!
私のニキビ跡は、殆どが赤色と茶色でした。なので生活習慣の改善とスキンケアの見直しを続けたことで、遠目で見るとわかりづらいぐらいに目立たなく出来ました。
赤色と茶色のニキビ跡は生活習慣の改善とスキンケアの見直しだけで大丈夫です!お金をかけなくても時間をかけることで、そこそこ目立たないような状態にはもっていけます。
クレーターは「ダーマ系」のセルフケアかクリニックでの治療を
クレーター状になってしまった跡は「ダーマペン」や「ダーマローラー」によるセルフケアか、美容クリニックでの治療が必要になります。
ダーマペンとは、以下のような器具です。
ダーマローラーとは以下のような器具です。
いずれも肌にわざと穴をあけ(ダメージを与え)ることで、自己修復の機能で凹凸をなだらかにしていく方法となります。
ちなみに、私は怖くて試したことがありません。
おでこに若干クレーター跡があるのですが、生活習慣の改善とスキンケアの見直しを行ったことで赤みがひいて目立たなくなりそこまで気にならなくなったからです。
クレーター跡を自力で何とかしたい方がセルフケアする際に使う器具だと覚えておいてください。
ちなみに、このサイトではこの器具を使ってクレーター跡をセルフケアで治療する事を推奨はしていません。なぜなら、私自身試したことがないですし、肌を傷つけるリスクが大きいからです。なにかあったときに私には責任がとれません。
もう一つの方法が、美容クリニックに通う方法です。
コチラは、お金はかかりますが確実にニキビ跡を消してくれます。
ケロイド状はクリニックの診断を
ケロイド状になってしまったニキビ跡は、クリニックでしか改善できません。
どうしても気になるようであれば診断を受けることをおすすめします。
まとめ
ニキビ跡が薄くなるメカニズムは「人間の再生能力」によるものです。
それは、クリニックに通う場合も同じです。
たとえば、ケミカルピーリングは肌の表面を弱い酸で溶かし、再生の力でニキビ跡を薄くしていきます。レーザー治療はクレーターのニキビ跡に小さな傷を付け、自己再生の力によって目立たなくしていくという物です。
消えやすいニキビ跡と消えづらいニキビ跡があります。消えやすいニキビ跡は「赤色」と「茶色」でこの状態であればクリニックに通うことなく日常生活の中で徐々に徐々に薄くしていくことができます。
逆に、クレーターやケロイド状になってしまったニキビ跡は、基本的にクリニックでの治療をオススメしています。
ニキビ跡は、基本的には人間の再生能力によって目立たなくなっていくと認識していただければと思います。
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