「ニキビの治療薬といえば、テラ・コートリル軟膏だろ!」
「テラ・コートリル軟膏が気になるけど、悪影響がないか心配……」
「市販 ニキビ薬」「市販 ニキビ 塗り薬」などで検索すると出てくる「テラ・コートリル軟膏」という塗り薬。
様々なサイトや口コミで「ニキビがすぐに治った!」「これが一番効く!!」等のレビューも多いため、知っている方使っている方も多いかもしれません。
もちろん、私も使っていました。今でもたまーーーーーにニキビが出来た時はすぐに塗ってます。コレ本当に効くんですよ。
そんなテラ・コートリル軟膏ですが、効果が見込めるだけあって肌に負担のかかる「ステロイド」という成分を含んでいます。
ステロイドの影響が怖くて使われないかたもいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、そんなテラ・コートリル軟膏についてと、実際に使ってみて感じたことを解説していきます。
もし、使ったことが無い方は「使う・使わない」の判断基準の材料になれば幸いです。
目次
テラ・コートリル軟膏がニキビに効果絶大な理由
テラ・コートリル軟膏にはヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)という成分が含まれています。
これがとても高い抗炎症作用を持っており、かなり短時間でニキビによる炎症を鎮めてくれます。
ちなみにこの成分は、他のニキビ薬には基本的に入っていません。
それが、テラ・コートリル軟膏が効果が絶大な理由と言えます。
効果のあるニキビの種類
効果のあるニキビは「赤ニキビ」です。
白ニキビ、黒ニキビには塗っても何の効果も得られませんでした。
逆に炎症を起こしている赤ニキビは、夜の洗顔と保湿の後にチョンと塗っておくだけで朝起きた時にはかなり小さくなっています。
逆に、それ以上悪化してしまって膿をもった「黄ニキビ」になって場合はどうなのかについてですが、できればすぐに皮膚科などの医療機関に行って欲しいです。下手すると、消えないクレーターのニキビ跡になってしまう可能性が高いです。
効果のあるニキビは「赤ニキビ」です。
「黄ニキビ」まで悪化しないうちに治すようにしましょう。悪化したらすぐ皮膚科へ!
テラ・コートリル軟膏のステロイドによるリスクについて
薬というのは、効果とリスクが表裏一体です。どんな薬にも副作用は存在します。
「副作用」という言葉を聞いたことがあると思いますが、それがここでいうリスクに当たります。
テラ・コートリル軟膏はステロイドを使っているため強力ですが、ステロイドの種類の中でも5レベル中一番レベルの低い5群という物に属します。
ステロイド配合外用薬です。抗炎症作用をもつステロイドにくわえ、二次的な細菌感染を阻止する抗生物質が配合されています。
ステロイド外用薬の強さは、もっとも強い1群から、弱い5群の5段階にランク付けされますが、このお薬は5群[弱い]に入ります。
軽い症状に用いるほか、顔などデリケートな患部にも使いやすいです。ステロイド外用薬のなかで、以下のような特徴があります。
5群:weak[弱い]
非ハロゲン系ステロイドおくすり110番より引用
なので、ステロイドとはいえ実はそこまでリスクが高いわけではありません。
とはいえ、リスクが全くないわけでは無いので紹介させていただきます。
皮膚感染症、皮膚真菌症、皮膚白癬、皮膚カンジダ症、皮膚ウイルス感染症、過敏症、皮膚刺激感、発疹、接触性皮膚炎、ステロイドざ瘡、白色面皰
紹介したのはいいですが、私は医者では無いので何がどんな作用なのか全然分かりません(さすがに発疹ぐらいはわかりますが)
用法容量をまもらず、年単位で長期間使い続けるとさすがに副作用が出そうな気がします。
ちなみに、私は今までこれらの副作用の効果を感じたことがありません。
ステロイドに対する誤解もある
なぜか、ステロイド=悪 というイメージが世間的に認知されているようですね。
本来、ステロイドは体の中から出てくる成分の1つなので、無害とは言わないまでも「正しく使えばこんなに強い味方はいない」と思うのです。
こちらに参考になる記事を置いておきますので合わせてお読みいただければ、ステロイドの誤解が解けるのではないかなと思います。
ステロイド物語:マスコミの功罪 |役に立つ薬の情報~専門薬学
薬のリスクについて
どんな薬でも、効果があれば副作用のリスクを伴います。
それが強力な薬であればあるほど、リスクは高くなっていきます。
皮膚科などの医療機関の出してくれる薬が基本的にドラッグストアに並ばないのは「リスクが高い為」です。
きちんとした診察をし、的確な判断の元、処方する薬は決められた用法容量を人によって変える。
効果のある薬を極力リスクを抑える事ができるのです。
ちなみに薬には「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」「医薬部外品」という4種類が存在します。
数字が小さければ小さいほど、効果とリスクは高くなっていきます。「第一類医薬品」を扱えるのは医療機関だけです。
テラ・コートリル軟膏は「第二類医薬品」です。
ドラッグストアに陳列されている薬は、基本的にそこまでリスクが高い物はありません。
もしあったとしても薬剤師さん立会いで用法容量とリスクを説明された上で販売をしてくれるはずです。
たとえば鎮痛薬のロキソニンとか、胃薬のガスター10とかがそれにあたりますね。
普通にドラッグストアで購入できる時点で、そこまでリスクは気にしなくてもよいのではないのかなというのが私の考えです。
テラ・コートリル軟膏の使用感
次に、テラ・コートリル軟膏の使用感をレビューさせていただきます。
色:ちょっと黄色がかってます。
べたつき:ありません。すっと伸びる感じです。どちらかというと滑ります。
におい:気になるにおいはありません。
容量:1本あったら2年以上年もちます。
効果:これまで使ってきたニキビ薬の中では一番良いです。
使った感じですが、他のニキビ薬が基本的に白いのに対し、こちらは半透明の黄色がかった色味なので、ニキビに塗ったときも目立ちません。
オロナインを塗ってもらえばわかるのですが、塗れば塗るほど白さが目立ってしまい「あ!なんか塗ってるな感」が否めないんですよね。
テラ・コートリル軟膏にはそれがありません。すっと肌の色になじんでくれます。
べた付きも無いので使用感はとても良いです。
ここまで説明させていただいた通り、テラ・コートリル軟膏は私の中ではとても強力で頼りになる薬なんです。
別記事で、ニキビ薬についての記事を書かせていただいているのですが、その中でも圧倒的に効果があると思います。
もしよろしければ合わせて読んでみてもらえればと思います。
1週間つかっても治らなければ皮膚科などの医療機関へ!
もし、テラ・コートリル軟膏を朝晩の洗顔保湿後、1日2回のペースで1週間つかってもニキビの炎症がひかない場合は、出来るだけ早く皮膚科などの医療機関に行ってほしいです。
そもそも、ニキビの治療は皮膚科に行くのが一番確実で間違いないのですが、なかなかそれが出来ない方も多いと思います。ですが、ここは無理をしてでもお医者さんに診てもらうべき状況です。これで治らないなんて、よほどの理由が考えられますから。
また、膿をもった「黄ニキビ」にまで発展してしまった時も、皮膚科に行ったほうが良いです。
ずっと一生残り続ける「クレーターのニキビ跡」になると、さらに後悔する事になりますよ。
まとめ
今回は、ニキビ治療に絶大な効果をもった市販薬であるテラ・コートリル軟膏について解説させていただきました。
使用感も良く、塗っている感も目立ちません。
ステロイドではありますが、ステロイドの中でも一番弱くリスクも最小限なので安心してお使いいただいてもいいのではないかな?というのが私の意見です。
もし、気になっているようであれば一度使ってみるのもいいかもしれませんよ!
あなたのニキビの悩みが1日でも早く解決する事を願っています。
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