「クレーターのニキビ跡を自力で治したい!」
「凸凹の肌がイヤだ……でも美容外科に行くのもなぁ……」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
結論から言います「自力でクレーターのニキビ跡は治りません」
クレーターのニキビ跡を綺麗にするには美容外科に行き、施術を受けるしかないのです。
実は私も、未だにおでこにクレーターのニキビ跡があります。
ニキビに悩んでいた時は、凸凹にも赤みがありかなり目立つニキビ跡でした。
気になるから、つい爪でひっかくように触ってしまい近くに新しいニキビができる、そしてその近くに新しいニキビができてニキビ跡に変わるという悪循環を繰り返していました。
「これはもう、美容外科に行くしかないのか…」
そう思っていましたが、案外自力でも目立たないレベルにまでもっていくことが出来ました。
今回は、クレーターのニキビ跡になってしまう原因、なぜ自力では治らないのか?
私が実際に目立たなくしていった方法を紹介します。
同じようにしていただくだけで私と同じレベルぐらいには改善できますよ。
美容外科に行くに金銭的にも時間的にも、精神的にも抵抗がある方に気軽に実践していただける内容となっています。
是非読み進めていただければと思います。
目次
クレーターのニキビ跡になってしまう原因
クレータのニキビ跡になってしまう原因は、「ニキビの悪化」にあります。
ニキビは、白ニキビ → 黒ニキビ → 赤ニキビ と悪化していきます。
通称、ニキビと呼ばれるものは「赤ニキビ」の事を言います。
その赤ニキビが更に悪化すると、膿を持った「黄ニキビ」になります。
ここまで悪化すると、肌の奥にある真皮層にまでダメージが及びます。
その結果、ターンオーバーが出来ない肌の奥にヘコミが残ってしまうのです。
分かりやすく図で説明させていただきます。
ターンオーバーによるニキビ改善が見込めるのは、肌の表面にある0.2㎜の層である「表皮」と呼ばれる層までです。
この様に、ニキビの悪化がクレーターのニキビ跡の原因となります。
ニキビを悪化させなければクレーターにはならない
逆に言えば、ニキビを悪化させなければクレーターにはならないという事です。
もし、今でも新しくできるニキビにお悩みであれば、ぜひ皮膚科に行って治療をするか、ニキビ薬を常備しておくことをオススメします。
ニキビができたら、気付いた時にすぐに治す癖をつけていただければと思います。
難しい事、めんどくさい事は何もありません。
洗顔、保湿後に薬を患部に塗るだけです。
私のオススメはテラコートリル軟膏という薬です。
弱めとはいえステロイドなのでかなり強力にニキビに効きますよ。
クレーターのニキビ跡を作らない為にも、今あるニキビを悪化させないようにしましょう。
クレーターのニキビ跡を自力で治せない理由
クレーターのニキビ跡が自力で治せない理由は、悪化したニキビのダメージが肌の奥にある真皮層にまで到達してしまっているためです。
「でもニキビ跡は肌の生まれ変わりで自然に消えるんでしょ?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
確かに、肌の生まれ変わりのターンオーバーを正常化させればニキビ跡は自然と薄くなっていきます。
しかしながら、肌の奥にある真皮層はターンオーバーが出来ない層なので、自然治癒は出来ないのです。
たとえば、簡単な擦り傷であれば自然と薄くなりますが、ナイフなどでついた傷は跡が残ってしまいますよね。手術跡などが綺麗に消えない理由もこれと同じです。すでに自然治癒が出来ない皮膚の奥までダメージがいっているのです。
ゆえに真皮層にまで達してしまった傷は、自然治癒させるのは限りなく困難です。
しかしながら、自力でも「目立たなくしていく」ことは出来ます。
次に、私が実際に実践したニキビ跡ケアを私の写真付きで紹介します。
クレーターのニキビ跡を目立たなくしていくセルフケア方法
私が実践したセルフケア方法を紹介します。
上の写真は実践から2ヶ月ほどたった私のおでこです。
最初はクレーターに赤みもあって目立つ+あたらしいニキビも絶えない状態でした。
セルフケアは時間はかかりますが、お金はあまりかかりません。
完全にフラットにはなりませんが、写真ぐらいには目立たなくなるので遠目で見たらわからないぐらいにはなれます。
具体的な方法は以下のとおりです。
生活習慣の改善
生活習慣の改善は体の内側からのニキビ跡改善方法になります。
大きく分けて全部で5つ。1つずつ見ていきましょう。
①睡眠時間の確保
できれば6時間は眠れるようにしましょう。
肌の生まれ変わりであるターンオーバーが活性化するのは入眠から4時間の間と言われています。
ぐっすり眠れるよう、寝る前のスマホやテレビ、PCは意識して避けてみて下さい。
②食生活の改善
ファストフードや野菜不足などの偏った食生活は、そのままニキビの原因となります。
野菜不足はターンオーバーに必要なビタミンを十分に摂取できません。
どうしても野菜が不足しがちな方は、ビタミンのサプリメントなどで補うようにして下さい。
私も、独身の一人暮らしだったのでほとんど野菜は食べない生活でした。
仕事が忙しすぎて自炊も出来なかったので、ほぼファストフードを中心とした外食ばかりの食生活。
圧倒的なビタミン不足でした。
自炊をする。だとか、無理して野菜を食べる とか、出来ない事をする必要はありません。
寝る前に1錠、ビタミンのサプリメントを飲むだけでだいぶ違いますよ。
③ストレス発散
ストレスは、男性ホルモンを過剰に分泌させます。
男性ホルモンの過剰分泌は、ニキビの原因である皮脂の過剰分泌に繋がります。
ストレスは溜めすぎないように、定期的に発散できるようにしましょう。
④禁煙
タバコは、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」を阻む原因の一つです。
何故ならターンオーバーに必要なビタミンCをごっそり奪っていくからです。
いくら、肌をターンオーバーさせたくても、本来必要な栄養素がタバコに奪われては元も子もありませんよね。
百害あって一利なしとはこのこと。
少しづつ本数を減らして、最終的に禁煙を目指しましょう。
私自身の経験から言えば、タバコを吸っている限りニキビはでき続けますし、ニキビ跡はほぼ消えないです。
いきなり禁煙はハードルが高い方もいらっしゃると思います。
ひとまず無意識に吸わないよう、手の届きづらいところにタバコを置いてみましょう。
そこがニキビ跡改善のスタートです。
⑤お酒を控えた
お酒は、肌のコンディションを悪化させる原因の一つです。
なぜならアルコールは体内で分解される際に、肌を正常に保つ際に必要なビタミンB群を大量に消費してしまう為です。
お酒を控える事で、朝の洗顔時に肌のポツポツ(白ニキビ)が無い事に気づくはずです。
仕事上の付き合いなどで、お酒が避けられない方もいらっしゃるかと思いますが、意識して避けるようにしてみて下さい。
実際に私が仕事上の付き合いで居酒屋でやっていた事例を紹介します。
・アルコールのグラスにソフトドリンクを入れてもらう。
・ウイスキーなどの強めのお酒をチビチビのむことで付き合いによる飲みすぎを防ぐ。
・揚げ物ではなく、サラダや枝豆を中心としたおつまみで過ごす。
・二次会はいかない。
大人の付き合い上、周りに気を使わなければならないもの大変かとは思いますが、色々出来る事はありますよ。
スキンケアの見直し
スキンケアの見直しは、体の外側からのニキビ跡ケアです。
大きく分けて3つです。1つずつ見ていきましょう。
①洗顔方法の見直し
ニキビ跡に悩んでいる方の多くが、洗顔方法を間違えている可能性が高いです。
洗顔料を泡立てず、適当にガシガシ洗っていませんか?
実は、これが毛穴を詰まらせニキビとなる原因の一つなのです。
要は、そのガシガシが肌に直接ダメージを与えているということですね。
ガシガシ洗顔をやめ、洗顔ネットを使った泡で優しく洗う洗顔を心がけてみて下さい。
洗顔後の肌のスッキリ感が違います。
②洗顔料の見直し
市販の男性用洗顔料、使っていませんか?
ニキビに悩んでいる方にとって、市販の男性用洗顔料は洗浄力が強すぎます。
たとえば、洗顔後にスース―したり、洗顔時にスクラブでゴシゴシ刺激があるものがこれに該当します。
確かに、洗っている最中は気持ちいいかもしれません。洗い終わりもメントールの効果でさっぱりすると思います。
しかしながら、これは肌に本来必要とされる潤いまで一緒に洗い流してしまう事になるのです。
石鹸ベースの専用の洗顔料を使ってみて下さい。洗顔したのにモッチリ感が実感できるはずです。
③保湿化粧品の見直し
ニキビ跡に悩む方、あたらしくできるニキビに悩む方の多くが「保湿をしていない」もしくは「市販の保湿化粧品」を使っている可能性が高いです。
市販の保湿化粧品では、肌に本来必要ない成分である保存料やメントール、香料などが含まれている事が多く、これが逆にニキビの原因となりかねません。
ニキビ跡をターンオーバーで目立たなくしたいのに、あたらしいニキビができつづけては元も子もありませんよね。
不必要な成分を含まず、それでいてきちんとした保湿成分を含んだ化粧品を選びましょう。
市販のものに比べて、多少お値段はしますが美容外科に行って治すと思えば安いものです。
すぐに効果は出ませんが、確実な方法です。
ゆっくりじっくり肌のターンオーバーを正常な状態に戻していきましょう。
凸凹のニキビ跡はフラットにはなりませんが、生活習慣の改善とスキンケアの見直しだけで約2ヶ月で上の写真のレベルにまで改善できました。
ちなみに私のニキビ改善のきっかけになったのは肌がきれいな友人が使っていた通販のオールインワンジェルとちょっと高そうな洗顔料でした。
合わせて実践していたピーリングと医薬品
ピーリングと医薬品も合わせて併用していました。
ピーリングとは、フルーツ酸などの弱い酸で肌の表面を溶かし肌の古い角質を落とすことでターンオーバーの促進が見込めます。
医薬品はトランシーノを飲んでいました。
この2点は併用して行っていた事なので、どの程度効果があったのかはっきりわからないのが正直なところです。
とはいえ何も効果が無いという事は無いと思います。ターンオーバーを加速させるための手助けをしてくれているといったところでしょう。
実際に効果が実感できたのは、生活習慣の改善とスキンケアの見直しでした。
とはいえ、そんな時間は無い!という方にもおすすめの方法があります。
それは、コンシーラーという化粧品を使って物理的に目立たなくする方法です。
何か月も待てない! そんなあなたはコンシーラーで隠そう。
「そんな時間はない!すぐに消したいんだよ!!」
そんな時はコンシーラーという化粧品を使って物理的に隠してしまいましょう。
もちろん、根本的な改善にはなりませんので日々のニキビケア、ニキビ跡ケアは実践していただきたいところです。
具体的な方法を読んでいただいて「なんだよ…2ヶ月もかかるのかよ……」とがっかりされた方もいらっしゃるかと思います。
ニキビ跡を目立たなくしていくのはとても時間がかかるんです。
たとえ、美容外科に通うにしても何か月かかってどのぐらい改善するかはやってみなければわかりませんし、もともと時間がかかるものだと思っていただきたいです。
「そんな時間は無い!今すぐに目立たなくしたい!」そんなあなたには「コンシーラー」がオススメです。
コンシーラーとは「肌色に近い化粧品」です。
クレーターのニキビ跡は肌がへこんでいるわけですからコンシーラーを塗ったところで完全にフラットにはなりません。
ですが赤みを隠すことはできますので、少しだけ目立たなくしてくれます。
コンシーラーについてはコチラに詳しく説明させていただいています。
合わせてお読みいただければと思います。
まとめ
凹みを改善させたいのであれば、美容整形外科などの受診をオススメします。
なぜなら肌の再生が出来ないところまでダメージを受けているため、自力で治すのは難しいからです。
ターンオーバーの促進だけでは凹みは戻ることはありませんでした。
ただし、根気よく行うことで目立たなくしていくことは可能です。
ポイントは、生活習慣の改善とスキンケアの見直しによるターンオーバーの正常化。
あわせて、セルフピーリングとトランシーノ等の薬を使うと少し加速させることが出来ます。
凹みは消えないにしても、私レベルに目立たなくすることができます。
それでも最低2ヶ月は、続ける必要があります。
そんな時間は無い!すぐに消したいんだ!
そんなあなたには、コンシーラーで物理的に隠す方法をオススメします。
ですが、根本的に改善するわけでは無いので日々のニキビ跡ケアは並行してしっかり行う必要があります。
クレーターあとをしっかり治したいのであれば、コストと時間を使って美容外科へ!
自分で何とかしたい方は、生活習慣の改善とスキンケアの見直しで少しづつ目立たなくしていきましょう。
あなたのニキビの悩みが1日でも早く解決する事を願っています。
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