目次
「ニキビは治ったのに、赤みや色素沈着が残ってしまった…」「クレーターのように肌が凸凹してメイクでも隠せない」──
そんなニキビ跡に悩む方は少なくありません。
実はニキビ跡にも種類があり、それぞれに適した対策法があります。
本記事では、ニキビ跡の種類と原因、セルフケアの方法、クリニックでの最新治療、そして最終的に日常的に取り入れたい“保湿ケア”について徹底的に解説します。
ニキビ跡の主な種類とその特徴

赤み(炎症後紅斑)
ニキビが治った後に残る赤み。毛細血管が拡張したままで、皮膚表面にうっすらと赤い跡が残ります。特に皮膚が薄い頬やあご周辺に多く見られます。
色素沈着(炎症後色素沈着)
炎症のダメージでメラニンが過剰に生成され、茶色〜黒っぽいシミのような跡が残る状態。紫外線に当たると悪化しやすくなります。
クレーター(萎縮性瘢痕)
真皮層までダメージが及んだニキビ跡で、肌の陥没が残るタイプ。毛穴が開いたまま戻らず、凸凹になってしまうのが特徴です。
なぜニキビ跡が残るのか?原因を知ろう

closeup horizontal photo of male cheek with big pimple or acne abcess.
炎症を長引かせた結果
ニキビを放置したり、誤ったケアを続けると炎症が慢性化し、皮膚の深部までダメージが及びます。その結果、色素沈着やクレーターへと悪化するのです。
ニキビを潰す、触る
指で潰すことで雑菌が入り、真皮層が傷つくこともあります。跡が残りやすい人は、特に触らない意識を強く持つことが重要です。
乾燥による肌のバリア機能低下
乾燥した肌は刺激に弱く、炎症が広がりやすくなります。肌の再生に必要な水分・油分が不足していると、跡が残りやすいのです。
セルフケアでできるニキビ跡対策

保湿の徹底
肌のターンオーバーを促すためには保湿が不可欠。乾燥すると肌の再生サイクルが乱れ、跡が長引いてしまいます。化粧水+乳液+美容液の3ステップで、角層までしっかり潤いを与えましょう。
ビタミンC誘導体の導入
美白・抗酸化作用に優れた成分。メラニンの生成を抑えつつ、コラーゲンの生成を促進し、赤みや色素沈着を薄くしていく働きがあります。
紫外線対策
色素沈着を悪化させないためには、日焼け止めは必須。外出時はSPF30〜50、PA+++以上のアイテムを使用し、日中の塗り直しも習慣に。
生活習慣の見直し
肌の回復は内側からも影響を受けます。栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることで、肌の代謝が活性化されます。
美容クリニックでの治療方法

ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸を用いて、肌表面の角質を除去。ターンオーバーを促進し、色素沈着の改善が期待できます。
レーザー治療(フラクショナルレーザーなど)
真皮層に働きかけ、コラーゲンの再生を促進。クレーター型のニキビ跡にも有効です。複数回の施術が必要ですが、肌質改善効果も期待できます。
ダーマペン/マイクロニードル治療
微細な針で皮膚を刺激し、創傷治癒力を利用して肌を再生させる治療。凸凹肌にアプローチします。
トラネキサム酸導入やイオン導入
美白成分を肌深くまで届け、色素沈着を改善する施術。肌への刺激が少なく、敏感肌でも取り入れやすいのが特徴です。
ニキビ跡の予防は“保湿”から

肌の回復を促すには水分が不可欠
肌の細胞分裂が正常に行われるためには、十分な水分と栄養が必要です。保湿によって肌の土台を整えることは、跡を残さないための基本です。
保湿成分を選ぶポイント
- ヒアルロン酸・セラミド:高保湿で肌のバリア機能を補う
- ナイアシンアミド:炎症抑制と美白作用を併せ持つ
- グリチルリチン酸2K:肌荒れを予防し、赤みを抑える
継続が効果のカギ
保湿は1日や1週間で結果が出るものではありません。肌のターンオーバーは約28〜45日周期。継続的なケアが肌を確実に変えていきます。
まとめ|ニキビ跡改善の近道は「正しい知識と保湿ケア」
ニキビ跡に悩んでいる方は、まず自分のニキビ跡のタイプを知り、それに応じたケアを取り入れることが大切です。そしてどんなタイプのニキビ跡にも共通する対策が「保湿」。肌の再生力を高め、刺激から守る“保湿化粧品”は、日々のケアの要です。
今からでも遅くありません。正しい知識とケアで、ニキビ跡のないなめらかな肌を目指しましょう。
コメントを残す