大人ニキビを早く何とかしたい!そのためにターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進したい!
そんな時調べてくると出てくるワードが「ピーリング」です。
実は、このピーリングですが、方法を間違えると逆にニキビを増やしてしまいます。
ピーリングとは、フルーツなどの酸を使って皮膚の表面にある古い角質を溶かし、ターンオーバーの正常化を促進させる効果(肌の生まれ変わりを助ける)といった作用があります。
ですが、このピーリングは今現在ニキビができ続けている人はやめておいた方が良いです。余計に肌のコンディションを悪化させる可能性があるからです。
今回は、私の体験も合わせてピーリングを含めた角質ケアについて説明します。
目次
角質ケアとは、皮膚の表面の古い角質をはがす事
角質ケアとは、肌の表面にある角質のケアになります。図を見ていただければわかりますが、角質は肌の一番表面にある肌細胞の事です。この角質が古くなったり硬くなったりすることで肌のトラブルが起こるわけです。
角質ケアとは、そんな古くなったり硬くなったりした古い角質をケアしていくことを言います。とはいっても、具体的にどういう物なのかわからないと思いますので、まずは使われる用語から角質ケアとは何なのかについて説明していきます。
まず、角質ケアで検索すると良く見かける角質と角栓について説明します。
「角質」と「角栓」ニキビが出来る仕組み
角質は、先ほども説明させていただいた通り、肌の表面にある角質層の肌細胞の事を言います。角質の役割は、外からの刺激から守ってくれること、肌の水分が外に出る(乾燥する)のを防ぐことです。
角栓とは古い角質や何らかの事情で硬くなった角質が毛穴に詰まってしまった栓の事をいいます。
この栓が俗にいうニキビの初期段階である「白ニキビ」というものになっていきます。そしてそのままケアを怠っていると角栓が空気に触れて酸化して黒くなり酸化角栓となります。それが俗にいう「黒ニキビ」という状態です。
それを放置していると栓がされた毛穴に皮脂が分泌され、アクネ菌が増殖して我々がニキビとして認識する「赤ニキビ」に発展するのです。
赤ニキビは実はニキビの中でも重症化した状態なんです。そうならない為にするのが角質ケアです。
角質ケアのひとつ「ピーリング」
角質ケアとは、そんな古くなった角質、固くなった角質をフルーツの酸で溶かし除去する事で新しい角質を表面に出してターンオーバーの正常化をする事。これがピーリングという角質ケアです。
「そうか!角栓を抜けば、ニキビにならないのか!」
そういって、ピンセットや毛穴シートで無理に角栓を抜く方もいらっしゃるかもしれませんが、ニキビ肌にはかえって逆効果です。
無理な力で角栓を抜かれた毛穴は大きなダメージを受けてしまい、毛穴の拡大や毛穴のダメージから新たなニキビを作り出すきっかけにもなりかねません。絶対にやめておきましょう。
そもそも、ターンオーバーが正常化していれば角栓は自然に取れてなくなります。肌がきれいな人にも角栓はあるんです。
角栓自体が悪いわけではなく、ターンオーバーの正常化が出来ていないことが問題なのです。
「ピーリング」とは皮膚の表面を溶かす事
ピーリングについてと、その効果について知ってみましょう。
ピーリングの効果は一般的に以下のようなものがあげられます。
- 肌の古い角質を除去し、ツルツルの肌に
- 古い角質、固くなった角質を除去する事でのターンオーバーの正常化
- シミやニキビ跡(表面の)を薄くする
- 古い角質を除去する事によるニキビの予防
肌を一皮むいてあげるイメージをしてもらえるとわかりやすいですね。
ピーリングとは何か
ピーリングとは、フルーツ酸を角質に塗布することで古い角質を溶かし、除去する事です。
フルーツ酸を含んだピーリング石鹸や、ピーリングジェル、美容外科などでの施術で行うことが出来ます。
私がニキビ跡を早く何とかしたいと悩んでいた時は、ドラッグストアに売っていたピーリングジェルでほぼ毎日ゴシゴシやってました。ですが逆に肌がガッサガサ状態に、さらに新しいニキビがどんどん出てくる状態になってしまった経験があります。
ピーリングは正しい知識を持って行わないと、私のようなことになりかねません。
ピーリングはするべきか?
結論から言うと、今現状ニキビに悩んでいる人はピーリングをする必要はないと考えています。
その理由は、ニキビに悩んでいる=ターンオーバーが正常化していない可能性が高い事があげられます。
ターンオーバーが正常化していないという事は、角質層が乾燥をしておりそれを補うために皮膚が大量の皮脂を分泌している状態です。
すなわち肌を守るバリアが弱っている状態ですね。
そんな肌が弱っている状態の所で、さらに角質のバリアをはがしてしまうと更に状況が悪化します。
先ほど書かせていただいた過去の私の例が、まさにこれに当たります。そもそも肌の状態が悪いのに、少しあったバリアまで毎日こすり落としていたんです。それで肌がガッサガサに・・・
ピーリングはターンオーバーが正常化し、ニキビが出来なくなってから行うのがよいと考えています。
経験談から言えば、今ニキビが出来て悩んでいる方は、ピーリングよりもまずターンオーバーの正常化を意識していただくことをお勧めします。
合う人と合わない人がいる
ピーリングは、肌の状態によって合う人と合わない人がいます。
そもそも、肌が健康な方が行う分には何の問題も無く効果が表れると思います。
古い角質を落として、ガサガサからツルツルにしたり一皮むいて明るくしたりですね。
人によっては、「ニキビがあっても関係ない!古い角質を落とすだけだから問題ない!」という方もいらっしゃいます。ですが、私の経験から言えば、間違った知識と思いこみでのピーリングはやめたほうが良いです。
どうしても気になるようであれば、自分で判断するのではなく皮膚科や美容外科などの医療機関で受けるようにする事をオススメします。プロに任せれば問題ないでしょう。
ボロボロになってブツブツが増えると本当に絶望しますから・・・
私はニキビ肌の人は合わない、健康な肌の人は合うと考えています。
スクラブ洗浄、毛穴パックはどうなのか?
角質ケアで次に出てくるのが「スクラブ洗浄」と「毛穴パック」によるものです。
スクラブ洗浄とは、
スクラブと呼ばれるツブツブ入りの洗顔料で肌の表面の角質をゴリゴリ落とすものです。市販の男性用の洗顔料のなかに「スクラブ入り」と書かれているものがあります。その中にはマイクロプラスチックと呼ばれるかなり細かいプラスチックのツブツブが含まれています。
毛穴パックとは、
コンビニやドラッグストアなどに売っているもので、鼻などに貼って放置してはがすと毛穴の奥の汚れまで取れるものです。
スクラブ洗浄は「スクラブ」による
スクラブ洗浄は、スクラブによります。
一般的にドラッグストアなどで売られているマイクロビーズ入りの洗顔料はやめておいたほうがよいです。
なぜなら、固いスクラブが肌に必要なバリアとなる角質までこそげ落としてしまい肌にダメージが入るためです。
メントールの効果も相まってとてもスッキリするので使いたい気持ちは分かるのですが、ニキビの為にはやめておいた方がよいです。
逆に、やわらかいスクラブ(マンナンスクラブ)などは効果ありです。
洗顔時に良く泡立てる事で、スクラブ自体の存在感も少なくなりますし、スクラブ自体が柔らかいので肌に違和感を感じません。優しく洗うことで必要な角質を落とさず綺麗にすることが出来ます。
洗い上りは非常に肌に優しい感覚がありますよ。
毛穴パックはオススメしない
毛穴パックは正直お勧めしません。
使ったときは気持ちいですが、必要な角質まではがしてしまうからです。必要な角質がなくなると、肌は皮脂を大量に分泌し、乾燥を防ごうとします。これが鼻ニキビの原因となります。さらに毛穴の奥から汚れを無理やり引っ張り出すため、毛穴が開きそれがイチゴ鼻の原因となってしまいます。
私はニキビに悩む方程、毛穴パックはオススメできません。
男ニキビの最大の角質ケアは洗顔と保湿
大人ニキビに悩む男にとって最大の角質ケアは「洗顔」と「保湿」です。
角質保湿ケアとでも言いましょうか、まずはピーリングよりコチラを優先する事をオススメします。
ニキビを改善していくにあたって、最初に取り組むべきなのはターンオーバー(肌の生まれ変わり)の正常化です。
ターンオーバーが正常化していない状態で角質ケアをしても、それはケアではなく悪化していくことに繋がっていきます。
ターンオーバーの正常化は体の内側と、外側の両面から行っていく必要があります。
今回は体の外側からターンオーバーを正常化する方法を説明します。
大切なのは日常のスキンケア
ターンオーバーにとって大切なのは正しい洗顔です。
正しい洗顔方法について詳しくは記事下記にリンクを貼らせていただきましたので読んでいただければ幸いです。もしかしたら、間違えた洗顔方法をしている可能性もありますよ。
また、大切なことがもう1つ、洗顔料選びです。
ドラッグストアやコンビニで手に入るような市販の洗顔料はどれもオススメしません。
私がほとんど試してどれも効果が無かった経験がありますし、市販の物のほとんどの洗顔料に「肌に刺激の強いタイプの合成界面活性剤」という物が多く入っています。肌の汚れをバッチリ落とせるやつです。
実はこれがニキビ肌に良くないのです。
界面活性剤は、角質に含まれる本来必要とされる肌のうるおい成分まで一緒に洗い取ってしまいます。
結果的に角質の表面が硬くなり、毛穴をふさぎ角栓に、そしてニキビの原因となってしまいます。
私は友人に肌に優しい石鹸ベースの洗顔料を紹介されて、使い始めてからニキビが落ち着き始めました。
実は石鹸にも界面活性剤自体は含まれているのですが、中でも一番刺激の弱い界面活性剤なので、よほどの敏感肌でもない限り問題ないと考えています。
実際に自分の経験も含めて、肌にとって刺激の強い合成界面活性剤入りの市販の洗顔料はオススメしません。
保湿もしっかり行う
洗顔後の保湿はしっかりと行いましょう。
肌が荒れている、ニキビに悩んでいる大人の男性の多くが保湿がしっかりできていません。
保湿をする化粧品選びも重要です。こちらは保存料が入っている物はニキビの原因となりますので極力避けたほうが良いです。例によって、市販の化粧品にはほとんど保存料が入っています。
保存料を含まず、
セラミド、グリチルリチン酸2k、コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸、サリチル酸などが配合されている物が肌の乾燥を防ぎ、ターンオーバーを正常化させてくれる役割を持っていますのでオススメします。
何を使ったらいいのか迷っている方は、私のオススメするメンズコスメを見てみてください!
まとめ
「ニキビ肌には角質ケアが大切だ!」と情報を得てすぐにピーリングなどと間違えたケアをすると昔の私のように更に肌がボロボロになりかねません。
ピーリングなどの角質を落とすタイプの角質ケアは、ニキビが出来なくなってから行ったほうが良いといえます。また、どうしてもという方は医療機関での施術を推奨します。
まずは、肌のターンオーバーの正常化をさせるために日常のスキンケアの見直しをする事が大切です。
ターンオーバーを正常化させる正しい洗顔方法は以下のリンクからどうぞ。
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