ニキビ改善のポイントの1つに「良質な睡眠」があげられます。
睡眠不足が続いたとき、ニキビができやすくなった経験はありませんか?
これは、睡眠不足によるストレスが原因で男性ホルモンが過剰に分泌された結果、ニキビの原因となる皮脂(アブラギッシュ)を過剰に分泌させるからです。
皮脂の分泌量が多くなればなるほど、ニキビができるリスクは高くなります。
極論を言えば、皮脂がでなくなればニキビはできません。
高須クリニックの高須社長もこういってます。
ストレスが少なくなり、男性ホルモンの分泌が少なくなると自然になくなってきます。枯れた老人にニキビはできません。 https://t.co/QSUv6QlTW3
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) September 1, 2016
今回は、ニキビを改善するポイントの1つである「睡眠」について掘り下げていきます。
この記事を参考にしていただき良質な睡眠を行うことで、あなたのニキビ改善のお役に立てれば幸いです。
目次
睡眠不足がニキビにつながるメカニズム
睡眠不足がなぜニキビの原因となってしまうのか?そのメカニズムを知ってみましょう。
知っておけば、ニキビを作らない意識付けをすることが出来ますからね!
睡眠不足がニキビの原因になるのは、男性ホルモンに原因があります。
男性ホルモンは興奮状態や緊張状態になり、脳が交感神経に傾くと大量に分泌されます。
(ちなみにリラックス状態に入ると副交感神経に傾きます)
やる気に満ち満ちているときや、緊張しているとき、強いストレスを感じているとき等に分泌されます。
この男性ホルモンの分泌が起こると、ニキビの原因となる「皮脂」が過剰に分泌されるのです。
緊張した状態が続くと、顔がアブラギッシュになる事はないでしょうか?
例えば、仕事でミスをした時、クレーム処理をしているとき、上司から注意を受けたときなどですね。私は睡眠不足もありましたが日々のストレスで常に顔はテッカテカ状態でした。
そして、そんなアブラギッシュが皮膚の表面の角質を硬くし、毛穴に角栓となって詰り、その毛穴の詰りのなかでも皮脂が大量に分泌され続けた結果、アクネ菌が皮脂を餌に増殖し最終的にニキビとなるのです。
逆に言えば、皮脂の分泌を極力少なくすることが出来れば、その分ニキビができるリスクも減るという事です。
以上が、ストレスがニキビになるメカニズムです。
ニキビ改善のポイントは「良質な睡眠」
ニキビの改善のポイントは「良質な睡眠」です。
ここでいう良質な睡眠とは深い眠りと浅い眠りをしっかりと繰り返す睡眠の事を言います。逆に質の悪い睡眠は、いつまでも眠りが浅く、なかなか深く眠りにつけないままに朝になってしまうような睡眠の事を言います。
良質な睡眠の為には、スムーズな入眠がポイントとなります。
布団の中でスマホをいじったりしていませんか?また、眠る時間のギリギリまでパソコンやテレビのモニターを見ていたりしてませんか?
これらの行為は、脳を興奮させスムーズな入眠の妨げとなります。なかなか寝付けない原因はこれかもしれませんよ。
そして、ただ眠ればよいという問題でもありません。
私がニキビに悩んでいた時は、俗にいうブラック企業というものに務めていました。休日は月に3日か4日取れたらラッキーといった感じ。休日でもクレームなどでイレギュラーに呼び出しを食らうこともありました。
基本的に遠くには遊びに行けなかった事と日頃の疲れから、休日は寝て終わってしまう事が多かったです。
たっぷり1日眠っても全然ニキビは良くなりませんでした。
寝だめしてもダメなんです。毎日ちゃんとぐっすり眠る事が大切です。
次は、良質な睡眠のポイントの1つ「デジタルデトックス」について紹介します。
良質な睡眠のコツ「デジタルデトックス」
眠る1時間前から、思い切ってデジタル機器と離れてみる事をオススメします。
意識してデジタル機器から離れる事を「デジタルデトックス」といいます。良質な睡眠にはかなり効果的です。
しかしながら私は、なぜかどうしてもスマホが気になってしまうようで、なかなかコレが難しかったです。
ニキビに悩んでいた当時はとあるお店の店長を任されていたので、働いている店から何か困った事や、クレーム対応が電話ですぐにできる状態にないといけない環境だったからです。どうしても起きている間は常にスマホを気にしているような状態でした。
そんな私が、眠る1時間前にデジタルデトックスを続けるために行ったことを紹介します。
それは、「寝る1時間前に寝室でスマホを充電し始め、布団から遠い手の届かない位置に置く、そしてお風呂にゆっくり入る。そしてお風呂から出たらできるだけ早く布団に入って寝る」です。
すると1時間ぐらいはモニターを見ずに過ごすことができます。
スマホが気になるには気になるのですが、職場で何かあればしつこく掛けなおしてくるだろうし、「睡眠と入浴ぐらいは最低限させてくれ」と開き直ることにしたんです。すると、思ったほど何もないままスッキリ眠れる日々が続きました。
良質な睡眠を確保するには、なんとかモニターを見ない環境を作り出すことがポイントと言えるでしょう。
ぐっすりちゃんと眠ればストレスも無くなりますし、睡眠不足からも解放されます。次の日はスッキリし仕事のパフォーマンスも上がりますよ。
ニキビの為にも、明日の自分の為にも「デジタルデトックス」を試してみませんか?
睡眠時間は皮膚再生の時間
睡眠時間は、皮膚の生まれ変わりである「ターンオーバー」が行われる貴重な時間です。
20代後半から30代前半の男の肌はおおよそ45日周期で生まれ変わっています。
(若い人であれば新陳代謝が活発な為、ターンオーバーの周期はもっと早く、下の図のように28日周期となります)
基底層で作られた肌の細胞が、日を追うごとに徐々に表面の角質層まで上がり古くなった角質は自然に剥がれ落ちます。
これが、肌の再生能力の力、すなわちターンオーバーと呼ばれるものです。
ニキビ跡がなかなか薄くなっていかない方はターンオーバーの周期が正常でない可能性が非常に高いです。
睡眠が不足するとターンオーバーは正常な周期になりません。つまり皮膚の表面が古い角質で覆われ続けてしまい、いつまでもニキビ跡が消えないという事です。
睡眠時間は、このターンオーバーが行われる貴重な時間だと覚えておいてください。
ターンオーバーが活性化するゴールデンタイム
そんな睡眠中のターンオーバーが活性化するゴールデンタイムが存在します。
それが夜の22時から深夜2時までの4時間です。この4時間がターンオーバーがもっとも活性化する時間と言われています。
もし、可能なようであれば22時には布団の中にいたいところですね。
それが無理だったとしても、ターンオーバーは入眠後4時間が活発な時間と言われています。
逆に言えば睡眠時間が短く、そもそも3時間、4時間しか眠っていないようなかたはターンオーバーが活発化する一番おいしい時間を逃しているといえるでしょう。
出来れば6時間はぐっすり眠ることをオススメします。
それでも眠れない!!最終手段は寝落ち!
とはいえ「そんなに早く眠れないよ!」という声が聞こえてきそうですね。
私も今でこそデジタルデトックスのおかげで眠ろうと思えばスッと眠れるようになりましたが、最初は結構大変でした。
どうしてもスマホが気になってしまうんです。そして見てしまう…すると眠れなくなる…
その悪循環を断ち切ったのが、「動画を見ながらの寝落ち」でした。
「なんだよ!結局スマホみてんじゃねーかよ!」と思われるかもしれません。
しかしながら、スマホを気にしないのって最初は本当に難しいんです。
だったらいっそ、眠くなりそうな動画を見ながらふっと寝落ちできないかと考えたのです。
結果的に言えば動画見ながら寝落ち作戦は大成功でした。
私はゲームの実況動画が好きなのですが、その中でも出来るだけうるさくない物、作業を淡々とおこなっているもの、低い声の実況者、ただのプレイ動画などが入眠向きでした。
私は「とんかつおじさん」のロマサガ最強データ作成実況、シムシティー実況には寝落ち要因としてだいぶお世話になりました。
あとはバトルコマンダーのプレイ動画とかもオススメです。
逆にyoutuberの商品紹介動画やオモシロコンテンツなどは面白いのですが、逆に目が冴えてしまい「次の動画、次の動画」と止まらなくなるため入眠向きではありませんでした。
何も考えずに布団の中でボーっとして、そのまま気付いたら寝てる。
どうしても眠れない時は、そんな動画を見ながらの寝落ちもいいのではないかなと思います。
だって、眠らない事には睡眠不足解消の第一歩すら踏み出せないのですから。
まとめ
今回は、ニキビ改善のポイントの1つ睡眠について掘り下げてみました。
睡眠不足が続くと、ストレスから男性ホルモンが過剰に分泌され結果、ニキビの原因となる皮脂が過剰に分泌されます。
ストレスをためないようにするには「良質な睡眠」が必要不可欠です。
そのために、寝る前の1時間だけでもスマホやPC,テレビなどのデジタル機器から離れ、スムーズに入眠する事をオススメします。
ニキビを作らない為にも、ニキビ跡を薄くしていく為にも、睡眠時間はとても重要です。
なかなか最初は寝付けない方も多いと思いますが、なんとか工夫して生活のリズムを改善していっていただければと思います。
あなたのニキビの悩みが1日でも早く解決する事を願っています。
コメントを残す