ニキビに悩む方であれば、どこかのタイミングでたどり着くであろう「肌断食」というワード。
肌にとって刺激のある化学物質を避けることで肌本来の働きを取り戻す効果があると言われています。要するに、水だけで洗顔をして化粧品をつけないという事です。
「実際のところ肌断食ってどうなんだろう?」
「何をしてもニキビがおさまる気がしない、こうなったら肌断食しかないのか?」
肌断食に興味を持ち、始めてみようとお考えの方も多いかと思います。
しかしながら、肌断食は人を選ぶと私は考えています。
なぜなら私には効果が見られなかったからです。むしろ悪化しました。
であるにも関わらず、効果があった人の情報は多いです。
ここからも完全に人を選ぶ行為だと言えます。
もちろん、興味本位で試しにやってみるのはいいかと思います。
ですが、私の経験から言えば全くオススメしません。
この記事では、そんな「肌断食」を、私が実践し諦めた経緯と考察を含めて解説していきます。
肌断食とは
肌断食とは、洗顔は水のみで洗顔料は使わない、その後の保湿化粧品も一切つけない事をいいます。すなわち肌に「余計な物」を付けないという事です。
洗顔料や保湿化粧品は、元々自然界には存在しない人が作り出した化学物質です。
そんな化学物質を一切断つことで、肌本来の働きを取り戻し健康な状態に導いていくことを「肌断食」と言います。
肌断食を行うことで得られる効果として、
- 乾燥しにくい肌質になる
- 肌のキメが細かくなり整う
- ニキビなどの毛穴トラブルが起こりづらくなる
この3つがあげられます。
やり方はとっても簡単で、洗顔は水のみ、保湿化粧品をつけない。これだけです。
石鹸も保湿化粧品も買わなくていいのでお財布にも優しいです。
化学物質を避けることが肌断食です。
肌断食の効果が表れるまでの時間
早い人であれば3日ぐらいから、効果が表れるまでに1年以上かかる人もいます。これは遺伝や体質、生活習慣も関わってることなので一概に何とも言えません。
ちなみに、肌断食を初めてから効果が表れるまでの間は今までに体験したことのないような「ニキビの量産」「肌の乾燥」「アブラギッシュ」「肌荒れ」に悩まされます。
それはそうです、ちゃんと保湿をしていないのですから。
これは、肌を守るために肌自身が行っている防衛反応であり、ニキビに悩んでいる人が肌断食をするのであれば必ず起こる現象といえます。
私も当然起こりました。今までになかったぐらいのギトギト肌とニキビを体験しましたよ。
効果が表れるまでには一定期間続ける必要があります。
そして効果が表れるまでは「ニキビ」ができることを覚悟してください。
肌断食中に注意する事
そんな肌断食中にも気を付けたほうがよい事があります。それは、紫外線対策です。日焼け止めの使用は必須と言えます。
もちろん、日焼け止めも化学物質の1つなので正確な肌断食とはいえなくなります。多少なりとも肌に負担を強いる事になりますね。
しかしながら、新しくできたニキビに紫外線が当たると、更に消えづらい茶色いニキビ跡に変色します。
これは、弱っている肌を紫外線から守るためにメラミン色素が分泌されニキビが変色するためです。
日の光を浴びないよう外に出ない事が一番の有効手段ではありますが、なかなか難しいかと思います。
なので日焼け止めを塗ることは必須項目となります。
必ず、肌に負担を与えないような日焼け止めを塗りましょう。
例えばSPF50・PA++は日焼け止め効果が高い代わりに肌に高負担です。SPF30前後のものを何度か塗りなおしたほうが肌に与える負担は少ないです。
ニキビに紫外線が当たると、消えづらい茶色いニキビ跡として残ってしまいます。
肌断食中は必ず日焼け止めなどの紫外線対策を行いましょう。
私には効果が無かった
結論から言うと、私も1ヶ月肌断食を行った事がありましたが、効果が表れる前に断念しました。
どんどんできるニキビに心も体も耐えられなかったからです。
「どんどんニキビができる…… 肌はギットギト……」
新しくできたこのニキビがその後ニキビ跡に変わると思うと、とても続けられませんでした。
たった1ヶ月で度胸が無いかと思われるかもしれませんが、そのぐらい深刻に悩んでいたのです。
その間の1ヶ月間は人に合うのも本当に嫌で、接客業だったのも相まって途中で耐えられなくなりました。ギトギトブツブツの肌がお客様からどう思われているのかと考えるだけで怖かったです。
次々にできるニキビに途中から肌断食を信じる事も出来なくなってました。
その間ももちろん皮膚科でもらってきたアクアチムローションという薬をつかって治療はしていました。なので肌につけていたものはこのアクアチムローションだけです。
日焼け止めも塗ってませんでした。赤いニキビ跡が茶色く変色するなんていう情報は、本格的なニキビケアをし始めてから初めて知った情報でしたしね。それまでも日焼け止めを塗った事はほとんどありませんでした。
まぁ薬を付けている時点で完全な肌断食とは言えないと思いますが、治さないともっとひどい事になるのは分かっていたので治療は続けていました。
肌断食は私には効果が無かった……というには1ヶ月という期間は短すぎるのかもしれません。
人によっては「最低2ヶ月は続けないと」という方もいますしね。
しかし、よくよく考えてみたら本格的にニキビケアを始める前は保湿を一切していませんでした。
長い間、意図せず「肌断食」していたのです。
それが原因でニキビができてしまっていたにもかかわらず、その状態に自ら戻っていたという訳です。
どちらにしても私には体質的に「肌断食」の効果が無かったのでしょう。もう二度とやりません。
肌断食は「人を選ぶ」という理由
私が、肌断食は人を選ぶと考える理由として「おじさんの肌断食を見ると肌が綺麗とはいえない」があげられます。
周りのスキンケアに無頓着そうなおじさんを見てみて下さい。決して肌が綺麗とは思えなくないですか?
シミがあったりニキビを放置したニキビ跡がずっと残っていたりしませんか?
そういう方ほど昔からずっとスキンケアに関して無頓着だといえます。洗顔も適当で保湿はしないとかですね。化粧品なんて女の付ける物というイメージも強いでしょう。
つまり、日常的に無意識に肌断食しているんです。にもかかわらず肌が綺麗な印象は無い。
となるとそこまで肌断食って効果があるのかな?というのが私の意見です。
男性は女性ほど肌に関して無関心です。スキンケアの必要が無いから知識がない、結果的に行動しない事が当たり前になりがちです。
そんな人たちの肌は決して綺麗とは言い切れないと思いませんか?
肌断食は「人を選ぶ」といえます。
結果の出ている人はいる
そんな中でも、肌断食の結果が出ている人はいます。インターネットで検索すると「乾燥肌が治った」「ニキビができなくなった」「毛穴が小さくなった」等の情報があるからです。
その方には「肌断食」が合っていたんでしょう。
早い人で数日、時間がかかる人で1年以上かかる人もいますが、信じて耐えられる人はやってみると良いと思います。
私は二度とやりませんが。
まとめ
肌断食とは、肌にとって余計な物を付けない事を言います。
具体的には、洗顔は洗顔料を使わず水だけ、保湿化粧品は使わないということです。
効果が出るまでには個人差があり早い人で3日から中には1年以上かかる人もいます。
私は1ヶ月で次々と出来るニキビに耐え切れず肌断食を断念しましたが、効果のあった方がいるのも事実です。
効果があるかどうかは人によりますので、興味があればやってみるのも良いかと思います。
私個人の意見としては、きちんと肌に優しい洗顔料を使って泡で洗顔し、きちんと保湿したほうがニキビ改善の近道だと考えています。
あなたのニキビの悩みが1日でも早く解決することを願っています。
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