ニキビとニキビ跡による赤ら顔、嫌ですよね。
20代も後半に差し掛かっているというのに、顔が赤っぽいだけでどうしても子供っぽく見られがちです。
私の場合は、初めて管理職を任されたときに「その顔の赤み、なんとかならないのか?」なんて言われ続けてましたよ。
美容外科に行く勇気もお金も無く、ただただ言われるたびに心に傷を負う日々を送っていました。
そんな中、友人のアドバイスを元に正しいニキビケアを始めたところ顔の赤みはだんだん引いていきました。
美容外科の治療後の写真のようにまっさらに綺麗にはなっていませんが、遠目で見るとほとんど目立たないレベルにまで改善できました。
(写真はスマホ自撮り無加工です)
しかしながら、こうなるまでには約二ヶ月という長い時間がかかりました。ただ、私にとっては今までずっと悩んできた時間に比べれば短いものでした。
正しいニキビケアさえ続けていれば、自力でもニキビとニキビ跡による「赤ら顔」はある程度まで改善することが出来ます。
今回は、自力でニキビ、ニキビ跡による赤ら顔を目立たないレベルにまで改善していく方法を解説させていただきます。
昔の私のように、美容外科に行く勇気が無い方、時間が無く自力でなんとかしたい方は是非お読みいただけると幸いです。
目次
この記事でいう「赤ら顔」とは
この記事で取り上げる「赤ら顔」とはニキビとニキビ跡によって顔が赤く見える赤ら顔を指します。
通常、「赤ら顔」は毛細血管拡張症の事を指します。
毛細血管拡張症とは、皮膚の真皮の毛細血管が拡張したもので、血流が通常にくらべて増加した状態で皮膚が赤くなることをいいます。
正常な状態でも気温、緊張、飲酒によって皮膚の毛細血管は拡張して皮膚が赤くなりますが、治療が必要な毛細血管拡張は拡張した状態が元に戻らなくなった状態をいいます。※山手皮フ科クリニックさんより引用
ここでは毛細血管拡張症による「赤ら顔」とは別の物だと考えていただけると幸いです。
今回取り上げるものは、ニキビやニキビ跡等の肌の炎症によるものです。
そしてこの赤ら顔は、過去の私のようにニキビと赤みのあるニキビ跡に悩んでいる方であれば多くの方が該当しているはずです。
私にとってはこれが一番のコンプレックスだったといってもいいぐらいです。
私が実践した「赤ら顔」改善方法
ここからは、私が「赤ら顔」を改善した方法を解説していきます。
ポイントは
①生活習慣の改善
②スキンケアの見直し
③ニキビができなくなってからの定期的なピーリング
この3点です。
これを一言でいうと「肌の生まれ変わり=ターンオーバーによる改善」となります。
そもそも、この赤ら顔の原因は「新しくできてしまうニキビの赤み」と、そのニキビが「赤みのある跡」として残ってしまう事が原因になります。
と、いうことは「新しくニキビを作らない事」と「肌の生まれ変わりで今あるニキビ跡を徐々に薄くしていく事」が継続できれば自分の力だけで赤ら顔は目立たなくなっていくということです。
私が実践した方法をひとつづつ説明させていただきます。
生活習慣の改善
生活習慣を見直し、改善することで「新しくできるニキビ」を予防しました。
具体的には以下を改善しました。
①睡眠時間の確保
②食生活の見直し、サプリメント摂取
③ストレス発散
④禁煙
⑤禁酒
以上の5点です。ひとつづつ見ていきましょう。
①睡眠時間の確保
1点目は睡眠時間の確保です。
ニキビができる原因の一つが、睡眠不足によるストレスだと教えてもらい遅くても24時には眠るようにしました。
昼勤と夜勤がたびたび入れ替わるシフト制だったため、生活のリズムは不規則でした。
そんな中でも「6時間はしっかり眠る」と決めました。
寝る前にテレビやゲームPCやスマホを見ていると、脳が興奮しなかなか寝付けなくなります。
そのため寝る前にお風呂に入り液晶の光を避け、体が冷めてくるタイミングで布団に入ることで質の良い睡眠を取るようにしていました。
きちんとまともな睡眠をとることでニキビの原因を1つ潰すことができました。
②食生活の見直し、サプリメントの摂取
2点目は食生活の見直しとサプリメントの摂取をおこないました。
当時は独身の一人暮らしだったため、基本的に外食、しかも時短の為にファストフードかコンビニ弁当ばかり。
しかも注文時は麺やごはんなど普通盛りだと全然足りなかったので「大盛」が基本でした。
これがニキビの原因だったなんて知らなかったんです。
味の濃いもの、脂っぽいものは、炭水化物の過剰摂取は、全てニキビの原因となる皮脂を過剰に分泌させる要因になっていました。そんなものばかりを食べる生活を続けていたこともニキビができ続けていた事の原因だったのですね。
あなたにも心当たりがないでしょうか?
そんな時は、できるだけヘルシーなものを食べるように心がけてみてください。
私は友人のアドバイスのもと、基本的に「和食っぽいもの」を中心にし、大盛注文をやめました。
野菜も基本的に食べなかったので、ビタミンも圧倒的に不足していたのだと思います。
その証拠に、年中「こむら返り」(朝起きて突然ふくらはぎがつる現象)が起こってました。
ビタミン不足もニキビができる原因となります。
そこで、夜に1粒ビタミンのサプリメントを飲むようにしました。
「食生活の改善」+「ビタミンのサプリメント摂取」がニキビができなくなった要因の一つと言えるでしょう。
複数のニキビケアを同時に行っていたため、このビタミンのサプリメントのおかげでニキビができなくなったのかはわかりませんが、こむら返りは起きなくなりました。
③ストレス発散
ストレスは、男性ホルモンを大量に分泌させます。男性ホルモンの大量分泌はニキビの原因となる皮脂を過剰分泌させる原因となります。
仕事でのストレス、溜まっていませんか?
私がニキビによる赤ら顔で悩んでいた時は、月の休みが3日か4日でした。
しかも、25歳で管理職につき上と下からの板挟みに胃を痛める毎日。
休日も呼び出しされることも珍しくありませんでした。
「仕事なんだし、それぐらい当たり前だ」なんて思って生活していましたが、心の奥ではかなりのストレスを抱えていたのだと思います。
意味もなく泣けてくることもありました。
そんな過剰なストレスもニキビの原因となります。
何でもいいのでストレスを発散できる事を作らなければなりません。
私は完全に趣味を失っていたので、何をしたらストレスが発散できるのかわからないような状態でした。
そんな中、友人のアドバイスのもと始めたのが一人カラオケです。
最初こそ店に入るのに抵抗がありましたが、慣れてしまえばこんなに気持ちいいものがあったのかと思うほどです。
休日のたびに一人カラオケに行くようにしました。
あなたにも何かストレスを解消できるものがあるでしょうか?
丸1日かけて好きなことだけをやってみてください!ニキビ対策にもなるので一石二鳥ですよ。
④禁煙
タバコは、肌の生まれ変わりに必要なビタミンCを体内で大量に消費してしまいます。
ニキビもできるし、ニキビ跡も消えない、肌にとっては何も良い事はありません。
私は、付き合いで吸っていた程度のものだったので幸いにも禁断症状なくスッパリ禁煙ができました。
禁煙は難しいにしても、1本でも減らせるようにしましょう。
タバコを吸う量が減ることで、肌の調子が良くなったのが実感できるはずです。
⑤禁酒
アルコールは体内で分解される際に肌の状態を正常に保つビタミンB群を大量に消費します。
飲み過ぎた次の日に肌が荒れているのはアルコールが原因の可能性があります。
特に、ビールや日本酒は糖質が高いため皮脂の過剰分泌の原因にもなってしまいます。
どうしても飲まなければならないときは、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒がオススメです。
私は、付き合いでもお酒の量を極力減らしました。
「今日は薬飲んでるので飲めないんです」
を始めとしたいろんな言い訳を考えたのを思い出します。
今では、週に1、2日たしなむ程度に飲んでいるのですが、新しいニキビはできません。
1度ニキビができづらい体質に変えることが出来れば飲酒は問題ないですよ。(ただし調子に乗って飲みすぎると翌日にプツプツとニキビの赤ちゃんである角栓のつまりが出来ることがあります)
続いて、ポイントの2点目 スキンケアの見直しを見ていきましょう。
スキンケアの見直し
生活習慣の改善と共に、スキンケアも見直しました。
私の本格的なニキビケアのきっかけは友人と一緒に行ったときに使わせてもらった洗顔料と化粧品でした。
それまで使っていた洗顔料と保湿化粧水はドラッグストアに売っている1000円もしない安価なもので、「ニキビ用」とは書いてあるものの「いったい何がニキビ用なのか?」と思ってしまうものでした。
なぜなら、あたらしいニキビはできるしニキビ跡も全然薄くならないし。
それでも使ってきた中ではまだマシだったから使っているだけという感じでした。
友人の使ってた保湿化粧品はそれまで私が使っていたものと比べると非常に高価で、実際に使わせてもらって「良い」のはわかっているはずなのに買うのにはかなり抵抗がありました。
「洗顔料と、保湿にこんなにお金がかかるのか……」と
同じものを購入する際に私の中で「こんなに高価なものを使うんだから、せっかくだからきっちり改善しよう」という心が働いたわけですね。
だから生活習慣の改善も続けられたというのもあります。
私が行ったスキンケアの見直しは以下の3点になります。
①洗顔方法の見直し
②洗顔料の見直し
③保湿化粧品の見直し
1点ずつ見ていきましょう。
①洗顔方法の見直し
私のそれまでの洗顔方法は、スクラブ入りの男性用洗顔料をろくに泡立てず肌にこすりつけるようにゴリゴリと洗うものでした。
しかしながら、これが良くなかったのです。
ゴシゴシ、ガシガシ洗いは肌に直接ダメージが入ります。古い角質が剥がれ、その刺激で毛穴につまりニキビの原因となっていました。
友人のアドバイスのもと、洗顔ネットというものを使ってよく泡立てて、泡を肌に滑らせるように洗う方法を取り入れました。
「本当に綺麗になっているのかよ……」という疑問はありましたが「とにかく優しく洗うように」という教えを素直に続けた結果、ニキビはできづらくなりました。
それと同時に取り入れたのが、洗顔料の見直しです。
②洗顔料の見直し
それまでは、ドラッグストアに打っている男性用洗顔料を使っていました。
スクラブ入りでメントール配合、洗い終わった後すっきりさわやかで顔の脂をごっそり落としてくれるようなやつです。
洗顔後は顔に脂は残らずすっきり! なんだかツッパッていかにも汚れが落ちた感があって好きでした。
しかしながら、これが良くなかった。
私は、「顔の脂さえしっかり落とせばニキビはできないはず」と勝手な思い込みをしていましたが、実はこの男性用洗顔料が肌に本来必要とされる潤いまでこそぎ落としてしまっていたのです。
すると、潤いを失った肌は乾燥し、その感想を防ぐために皮脂を過剰に分泌させます。これがニキビの原因となっていたのです。ニキビができやすくアブラギッシュになりやすい人ほど洗顔料を見直した方がよいです。
アブラギッシュなのに乾燥肌になっている可能性があります。肌に優しい通販の洗顔料に切り替えることをオススメします。
肌に優しい石鹸ベースの洗顔料は市販の男性用洗顔料と違い、「すっきり」や「サッパリ」感は弱いものの「汚れは落ちながらもうるおいは残っている感」があります。
もちろん、ニキビはできづらくなりましたよ。
③保湿化粧品の見直し
私のニキビケアのきっかけ、というか第一歩がこの保湿化粧品の見直しでした。
友人が使っていた保湿力をウリにしているオールインワンを使い始めただけ といえばそれまでなのですが、それまで使っていたものとは明らかに違う使用感でした。
朝つけて、夕方までサラサラ肌でいられる、それでいてもっちり感もある。
肌の調子がいい というのはこういう事なんだなと感じさせられます。
キーワードは「保湿」です。
保湿がきちんとできていれば、皮膚は乾燥しませんし、それによって皮脂が過剰に分泌されることはありません。
それまで使っていたものは、ドラッグストアに売っているニキビ用のメンズ化粧水だったのですが、今思うとなんだかベチャーっとするだけで実際にどれだけ効果があったのかよくわかりません。
一番最初に見直すべき項目が、この保湿化粧品の見直しと言えます。
私は極度の面倒くさがりなので、「化粧水つけて~美容液つけて~乳液つけて~クリームつけて~」と沢山の工程を踏むものはきっと続かなかったと思います。
洗顔後にサッと塗って終わりのオールインワンは続けやすさも、総合的に見たコストパフォーマンスもよいですよ。
生活習慣の改善と、スキンケアの見直しを行っていくと割とすぐにニキビはできなくなってくるはずです。
そうしてニキビができなくなった状態になってはじめて「ターンオーバーが正常化した状態」といえます。
その状態を維持できさえすれば約2か月の周期で肌は生まれ変わっていきます。
その後はニキビ跡の赤みを薄くしていくためにピーリングも合わせて行うと良いですよ。
ピーリングも効果的です
ピーリングとは、フルーツ酸などの弱い酸を使って肌の表面を溶かし新しく肌の生まれ変わりを促進することをいいます。肌の表面を1皮剥くという感じですね。
古い角質が剥がれ、新しく肌が生まれ変わることで肌の表面の赤みを徐々に薄くしていくことができます。
これは、ニキビができなくなってから行う事をおすすめします。
なぜならニキビがある状態でピーリングを行うと、今あるニキビが悪化しかねないからです。
基本的に肌をこすって角質をゴシゴシ取っていくので、ニキビに刺激を与えることになります。
ニキビが悪化すると、さらにひどい状況になりかねません。
ピーリングは新しいニキビができなくなってからにしましょう。
また、ニキビができなくなったからといって、何度もピーリングをするのも危険です。
肌に刺激を与えることに変わりはないので、ピーリング自体がニキビの原因となりかねません。
私は過去に1日でも早くニキビ跡を消したい思いから毎日市販のピーリングをしていたことがありますが、肌がボロボロのニキビぶつぶつになった経験があります。
1週間に1度ぐらいのペースがちょうどいいです。短期間にたくさん行えばよいというものでもありません。やりすぎに注意しましょう。
薄くなるには時間がかかる
最初に説明させていただいた通り、自力で薄くしていくにはある程度の時間がかかります。そのうえ、生活習慣も改善しなければならないし、スキンケアも見直さなければいけません。決して簡単ではないですよね。
たとえば、「今から赤ら顔を目立たなくするために禁煙しろ」と言われても難しい人は難しいと思います。
自力で遠目で目立たない程度までは改善できます。
ただし、結構大変です。そして時間もかかります。
私は2ヶ月ほどで写真のような状態になりましたが、これも人によって違ってくると思います。
「書いてあることを実践するだけで本当に改善するのか?」と思われるかもしれません。
しかしながらここまで書いてきた項目はすべてニキビの原因を絶つ行動です。
ニキビができ続けているようであればこれを改善しない限りこれからもでき続けるでしょう。
いくら医療機関にかかってニキビを治療したとしても、これらが改善できない限りあたらしいニキビができ続けてしまう可能性があります。
長いといっても何十年かかるとかではありまえん。たったの数か月です。
思い切って実践してみませんか?
それでも薄くなっていかない場合は医療機関の受診を
それでも一向に「赤ら顔」が改善していかない場合は、自力でなんとかできるレベルを超えている可能性が高いです。
こうなると美容外科などによる治療が必要となります。これらは、保険適応外なのでかなり高額になります。
しかしながら、セルフケアに比べればはるかに改善する時間も短くなりますので一度医療機関の受診をするのもよいかとおもいます。
まとめ
今回は、ニキビとニキビ跡による「赤ら顔」の改善方法について説明させていただきました。
生活習慣の改善、スキンケアの改善、ピーリングを行うセルフケアだけで写真の私の状態までは改善することが可能です。
ただし、これには数か月単位の長い時間がかかります。
生活習慣の改善もすぐにすべて出来るものばかりではありません。
最初の一歩として、スキンケアの見直しをオススメします。
日常の中に負担なく取り入れることが出来るからです。
この記事の項目はニキビケアの基本とも言えます。
あなたの「赤ら顔」のコンプレックス改善のきっかけになれたらうれしいです。
あなたのニキビとニキビ跡の「赤ら顔」の悩みが1日でも早く解決することを心から願っています。
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