「ニキビ跡がへこんでしまった」「スキンケアでは限界がある気がする…」──
それは“クレータータイプ”のニキビ跡かもしれません。毛穴が開いたように見える凹凸、ぼこぼことした肌表面は、見た目の印象に大きな影響を与えます。
この記事では、クレータータイプのニキビ跡ができる仕組みと改善方法、自宅でできるケア、医療機関での治療法、そして予防のポイントまで詳しく解説します。
目次
クレーター型ニキビ跡とは?

肌の真皮層までダメージが及んだ状態
クレーター型は萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)とも呼ばれ、炎症ニキビが重度化し、皮膚の深い部分まで破壊された結果、皮膚が陥没したような状態になります。
3つのタイプに分類される
- アイスピック型: 針で突いたような深く小さい穴
- ボックス型: 四角く凹んだ形状。比較的浅く広い
- ローリング型: 波状にへこんだような広範囲の凹凸
セルフケアでできること

保湿を徹底する
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、凹凸が目立ちやすくなります。セラミドやナイアシンアミドを配合した化粧品で保湿を徹底し、肌の再生力を高めましょう。
ビタミンC誘導体で肌のハリをサポート
ビタミンCはコラーゲンの合成を促す働きがあり、凹凸のある肌にハリを与える手助けをします。導入美容液などに取り入れるのがおすすめです。
ターンオーバーを促す生活習慣
- 7時間以上の睡眠を取る
- ビタミンA・C・Eを含む食事を心がける
- 禁煙・適度な運動・ストレス管理を意識する
医療機関での本格的な治療法

フラクショナルレーザー
皮膚に微細な穴をあけて自己再生を促進。コラーゲンの生成が活発になり、凹凸がなめらかになります。3〜5回以上の施術が必要。
ダーマペン
極細の針で肌に微細な穴を開け、創傷治癒力を引き出す治療法。成長因子やビタミンCを導入することでさらに効果アップ。
サブシジョン
皮膚と真皮の癒着を切り離し、凹みを物理的に改善する治療。特にローリング型のクレーターに有効です。
コラーゲンブースター注入(PRP・スキンブースターなど)
自身の血小板やヒアルロン酸などを注入し、肌の再生能力を引き出します。
治療とあわせて必要なスキンケア

施術後の肌はとても敏感
レーザーやダーマペンなどの治療後は、肌のバリア機能が一時的に低下しています。この時期にしっかり保湿をすることが、治療効果を最大限に引き出すカギです。
- セラミド: 肌バリアの再構築
- ナイアシンアミド: 色素沈着の予防
- 低刺激処方: アルコールフリー・香料なし
クレーター跡の予防には早期対応がカギ

closeup skin problems, nodular cystic acne skin
炎症ニキビができた時点で、できるだけ早く沈静化させることが凹凸を防ぐポイント。炎症が長引けば、それだけ真皮へのダメージも大きくなります。
赤みが強い・膿を持っている場合は、市販薬だけに頼らず皮膚科を受診するのも有効な選択肢です。
まとめ|クレータータイプもあきらめないで
クレータータイプのニキビ跡は、セルフケアでの改善が難しいとされますが、正しいスキンケアと医療の力を併用することで、少しずつ目立たなくしていくことが可能です。
保湿をベースに、生活習慣と最新医療を取り入れ、あきらめずにじっくり肌と向き合っていきましょう。
コメントを残す