「ニキビは治ったのに赤みがずっと残っている…」そんな経験はありませんか?
その赤みは炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)と呼ばれるニキビ跡の一種で、間違ったケアを続けると改善が遅れてしまうことも。
本記事では、赤みのニキビ跡の原因と特徴、効果的なケア方法、さらに保湿によるサポートの重要性を詳しく解説します。
目次
炎症後紅斑(赤みのニキビ跡)とは?
ニキビの炎症によって毛細血管が拡張した状態
ニキビの炎症が落ち着いた後、肌の毛細血管が開いたままになることで、赤みが肌表面から透けて見える状態になります。これはシミのような色素沈着とは異なり、色が赤~赤紫で、押すと薄くなるのが特徴です。
若い人・敏感肌の人に多い
特に10代〜20代の方に多く見られ、頬・あご・フェイスラインなどによく残ります。
赤みが長引く原因

- 炎症が強かったニキビ: 膿を持ったニキビなど、重度の炎症が赤みの原因に。
- ニキビを潰した・触った: 外的刺激が毛細血管にダメージを与え、長引く赤みの原因に。
- 紫外線ダメージ: 紫外線は肌を刺激し、炎症の沈静化を妨げます。
- 乾燥: 肌が乾燥していると、バリア機能が弱まり、炎症が治りにくくなります。
赤みを改善するための正しいケア

毎日の保湿が最優先
赤みがある肌はバリア機能が弱っており、保湿が最も重要です。特にセラミド・ヒアルロン酸・ナイアシンアミドなど、炎症を抑えつつ肌を守る成分を含んだ化粧水や乳液を選びましょう。
刺激を与えない洗顔
- ・泡でやさしく洗う
- ・スクラブやアルコール入りは避ける
- ・ぬるま湯で丁寧にすすぐ
紫外線対策は1年中
赤みがある部分は紫外線による刺激に非常に敏感です。SPF30以上の日焼け止めを毎朝使用し、2〜3時間おきに塗り直しましょう。
美容成分によるサポート

- ナイアシンアミド: 炎症を鎮めながら美白・保湿をサポート
- グリチルリチン酸2K: 抗炎症作用で赤みの鎮静化に有効
- ビタミンC誘導体: 抗酸化作用と肌の修復をサポート
生活習慣での改善アプローチ

- 睡眠をしっかりとる: 成長ホルモンが分泌され、肌の修復が進む
- バランスの良い食事: ビタミンC、E、B群を意識的に摂取
- ストレスをためない: 自律神経の乱れが炎症を悪化させる
- 禁煙・適度な運動: 血行促進と肌代謝アップに効果的
赤みに効果的な医療的アプローチ

Vビーム(色素レーザー)
血管拡張に直接作用し、赤みにアプローチするレーザー治療。赤みタイプのニキビ跡に最も効果的な治療のひとつです。
イオン導入・エレクトロポレーション
抗炎症成分やビタミンCなどを肌に導入し、赤みや炎症を鎮める施術。
漢方・内服治療
体の内側から炎症を抑える漢方や抗炎症薬の処方も、医師の判断で選択されます。
まとめ|赤みを焦らず、やさしくケアすることが改善の第一歩
赤みのニキビ跡は時間はかかるものの、正しい保湿と生活習慣の見直しで確実に薄くなっていきます。刺激を与えず、やさしく守ることが大切です。
肌にやさしく、コツコツ続けるケアこそが、赤みを消す最短ルートです。
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